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ダークナイト (2008)

THE DARK KNIGHT

監督
クリストファー・ノーラン
  • みたいムービー 1,404
  • みたログ 1.3万

4.39 / 評価:7,027件

バットマンの世界観を飛び出した闇の騎士。

  • Buffalo-91 さん
  • 2008年8月3日 23時54分
  • 閲覧数 5236
  • 役立ち度 244
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画のレビューを書くのが嫌で仕方がない。しかし、今年から見に行った
映画のレビューは最低書こうと決めたので、やはり書くことにした。
何故、この映画のレビューを書きたくないか?明確な答えはないが、
自分のこの映画に対する気持ちが2000文字で収まる自信がない上、
しっかりと文章で表現できるかどぉかも分からない。
それほどこの映画に「衝撃」を受けたと、捉えてもらえると嬉しい。

本作「ダークナイト」はバットマンがタイトルにないバットマン最新作であり、
世界をとどろかせた「バットマン ビギンズ」の続編である。
「バットマン ビギンズ」を見た時の衝撃は今でも鮮明に覚えている。
今までのバットマンの伝統を完全に断ち切り、新たなスタイルを見事に築きあげた。
その続編だけあって、ファンにとっては嫌でも過度の期待を抱いて挑んだ本作。

そのような視点で行くと「ダークナイト」は、そんなファンの期待を完全に
裏切る悪意に満ちた作品である。しかし、それはノーラン監督の事前のコメントから
推測出来た。「前作を完全に断ち切って、全く新しいものを見せる。」
そのような視点で見ると本作は、まるで観客が監督の手の平で転がされてしまうほど
パワーに満ち、そして人々を作品の世界観の奈落の底に引きづり落とす作品だ。

そして、何が新しいのか?それは題名が既に物語っている。「ダークナイト」。
バットマンなんてタイトルはもぉ要らない。ノーラン監督により、このシリーズは
いちいちバットマンをメインにおけるほどシンプルな話では無くなってしまった。
そこが新しいのだ。この映画、何がメインなのか?バットマンでもジョーカーでもない。
「ゴッサムシティ」だ。今回の主題、「英雄と街との関わり方」。こんな一概に
言えないことは分かっている、しかしながらこぉであることは確かだ。

それを語るとき、今回もう一人、語り忘れてはいけないキャラが登場する。
ハーベイ・デント、バットマンとは違い仮面をかぶらない正義の使者である。
今作は、「正義の暗闇の騎士」と「悪の暗闇の狂人」と「正義の光の使者」
の三人のぶつかり合いと言って良い。作品の魅力としてその3人を
「正義」と「悪」に型にはめたように割り当てる事が出来ないのがまた面白いのだが。

そんな3人の深い信念と哲学が渦巻く超1級クライムアクション超大作。
それが「ダークナイト」だ。見終わった後に、この映画にバットマンという
肩書きタイトルが不要な事が身に染みて分かると思う。同時に、
路線を変えた前作すらも切り離して見ないといけない挑戦的な映画だ。

ならば、このような疑問が生まれる。「バットマンという肩書きが要らないような
内容を何故バットマンという伝統ある世界観でわざわざやる必要はあるのか?」
そこだ、その逆境を乗り越えれているかどぉかで、本作の真の価値が決まる。
答えるのならばこぉであろう、そのバットマンという世界観の中でやるからこそ
生まれるイメージがある。現代ドラマでは描きにくい、「悪」の象徴、
「正義」の象徴、が不自然なく成り立っている世界観だからこそ味わえる事が出来る。
そこに、本来あるダークなイメージ、そして「悪」の実験台となるもろい「正義」
まで深みを帯びたキャラクターとして成り立たせている、様々な美点が化学反応を
起こしており、本来バットマンとはこぉあるべきでは?とまで思わせてくれるのだ。

そして、ラストにかけての展開はまさに「怒濤」。アメコミを越えてしまたとは
こぉいうこと、本来あるバットマンから「ダークナイト」が一人歩きしている。
何故なら誰もが思うと思うからだ、「普通ならここで終わるのに、この映画は
その先を行っている。」そのエンターテイメントではすまされないほど、
物語をダークに引っ張ってしまうところが、この作品の希な高評価へ結びついた。

この映画は、全く新しい映画体験をさせてくれる。見終わった後の余韻は
映画らしきものではない。何か「事故」に遭遇してしまったような余韻に似ている。
その作品について映画的な分析が出来ない。ただひたすら「すげぇ」ものに
出会ってしまったという漠然的なイメージに刈られてしまうのだ。

最後に、やはりここを語れずにこの映画は語れないと言えるほどの存在感を残した
ヒースについて触れよう、本当にアカデミー賞を獲ってもらいたいような名演技だ。
彼の演技がもぉ観れないと思うと残念でならないが、実際この映画で彼はそんな
余韻を残したかというと完全に間違い。ヒースが死んだなんてことは忘れてしまう
ほど、スクリーンに映し出されるその最悪「凶」なジョーカーは生々しく
生きているように見えたからだ。本当に彼はもぉいないのか、胸が痛い。

詳細評価

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