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ダークナイト (2008)

THE DARK KNIGHT

監督
クリストファー・ノーラン
  • みたいムービー 1,430
  • みたログ 1.3万

4.39 / 評価:7,183件

ツーフェイスという悪役

  • bvx***** さん
  • 2019年10月20日 16時58分
  • 閲覧数 1960
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

ダークナイトと言えばジョーカー!!でもジョーカーの凄さは他の方々も多く書いているので…。もう一人の悪役、ハービーツーフェイスについて思うことを書こうかなと。

一言でいうなら悲しきヴィラン。
その心理描写やキャラクターの作り込み方にもこの映画に対するこだわりが感じられます。

コインの裏と表=ツーフェイス。
悲劇に見舞われコインに裏側ができる(片面の顔が焼ける)までは両面表のコインを使って自分の意思で幸運を掴んでいた。
正義は運任せではなく自分で貫く物。かつての彼は両面表(正)…正に潔癖な光の騎士でした。

「アイツは…流石ヒーローだって思うぞ!」ジョーカーの言葉通り。悪のレベルまで落とされても心にあるのは「正義」。
 
こんなことになった原因のジョーカーをたった1度のコイントスで見過ごすのも「?」でしたし、愛しのレイチェルを攫った張本人もパンチであっさり見逃し。何故…?と最初モヤっとしました。でもツーフェイスは終わり間近に叫ぶんですよね…

「俺がどうしたいかじゃない!問題はフェアかどうかだ!!!!」
レイチェルとハービーの命を掛けたゲームも1回きり。1/2の生存確率を賭けた物でした。だからすべてのターゲット(その場にいる人間)に平等に、1回きり。1/2の生か死を与えたのです。
自分が今唯一信じる偏見も差別もない正義(運=コイン)を使って…。

「ハービーデントを信じて」がスローガンだった彼はもう自分自身すら信じられなくなっていた……コインは彼の信念であり、彼自身の状態を良く現しています。

またラストのバッドマン、ゴードン、ハービーの3人が対峙するシーンでも「正義の心」が垣間見えます。

「君にこどもは殺せない」そのバッドマンの言葉通り、本当は殺したくなかったんでしょうね。だからこそバッドマン→ハービー→子供の順番でコイントスをしたのでしょう。

そして、ツーフェイスが2回目のコイントスで自分自身の生存を得たとき顔がクローズアップされますが……その表情は悲しそうな深く沈んだ物でした。

罪のない子供を殺したくなかったし、何より「生きて悪に染まった自分」をこれ以上見たくなかったんでしょう。
ゴードンに言った「俺が逃げるとでも思ったのか?俺は端から逃げるつもりなんてない…」彼はここで死ぬつもりで、父親のコインが自分に鉄槌を下してくれるのを待っていたのかもしれません。

ジョーカーというメインのカリスマ的な悪役を生み出しながら、こんなに2番手の悪役の作り込みが細かい…。ツーフェイスは原作にも出てくるキャラクターですが顔が2つになる経緯や彼の物語は原作超えと言ってもいいでしょう。そこからもこの映画の素晴らしさが見えると思います。

詳細評価

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