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ダークナイト (2008)

THE DARK KNIGHT

監督
クリストファー・ノーラン
  • みたいムービー 1,430
  • みたログ 1.3万

4.39 / 評価:7,183件

ヒーローとアンチヒーローが錯綜した世界

  • yab***** さん
  • 2019年10月21日 20時56分
  • 閲覧数 1609
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ジョーカーの実態も本音も実はわかりにくい。わかりにくくすることが、本作の狙いのような気がする。的が絞れないことで、想定外の実態が明るみになる。正義の使者と思われたハービー検事が、実は正義を利用して、名声を得ようとした愚か者だったり、ジム警部補が、実は家族のため、出世のために、捜査を攪乱したりと、人間のどうしようもないエゴが露呈する。
終いには、バットマン自身も、自虐的なアンチヒーロー観を、恥ずかしげもなく披露する。
「彼はヒーローではない。暗黒の騎士(ダークナイト)だ」という言葉に変えて・・・

それもこれも、ジョーカーが仕組んだトラップのように思えてくる。一見理不尽で支離滅裂なジョーカーの発言が、実は警部補、検事、バットマンの人間性を試しているのではないかという気にさせられる。善悪の価値観を一番熟知しているのはジョーカーで、他の三人は翻弄されて、自分を見失っていくような気にさせられる。人間のはかなさを知っているのはすべてジョーカー。そうだとしたらとても怖い。
このヒーローとアンチヒーローが錯綜した世界では、ジョーカーはバットマンを殺さないし、バットマンもジョーカーを殺せない。なんとなくその状況に頷いてしまう。

ジョーカーを通して、ヒーローと呼ばれるべき人間の光と闇が蠢き、その仮面がはぎ取られる。
だから、ヒース・レジャー扮するジョーカーには、どうあがいても太刀打ちできない。その諦めが、不思議な覚醒をもたらしてやまない。

詳細評価

物語
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