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アイム・ノット・ゼア (2007)

I'M NOT THERE

監督
トッド・ヘインズ
  • みたいムービー 373
  • みたログ 975

2.58 / 評価:359件

自由な ひと

  • yuk******** さん
  • 2019年1月10日 14時06分
  • 閲覧数 720
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ネタばれ云々する内容ではない…そんな気がする作品です
(事前情報不要な方は以下 内容に触れているかもしれません)
結論としてはファンの方またはその他に興味・目的のない人は微妙な可能性大かも です

映画の最後の本人映像のあたりでふと浮かんだのが
自由な ひと  ( ひと= 主人公  であり ひと=人)
最近鑑賞したボヘミアンラプソディでも感じましたが
人の一生なんて一本の映画では語りつくせるはずもなし
1人の人を形にして理解することなんて不可能
ましてや常人でない人は尚更 と思います

フレディもコンプレックスというより分類され型にはめられる 定義づけられるのを嫌ったのではないか と思いましたが
ディランさんもそうなのかな
その本人の気持ちを汲んで監督さんが心を砕いて丁寧に作られたのは端々から感じられました

とても好きなアーティストさんも 言葉にするのにすごく慎重で
その細やかさがもどかしくもあり 共感もでき…
だから言葉以外の伝達方法を選ぶのかな…
 結局 アーティストさんの中身を感じるのは 作品そのものが一番近いはず
部分ではなく作品全体から感じるもの 言葉にならないもの 
すごーく深く思考する人ならではの表現 でしょうか…

そういう意味では本人の音楽が少なめかな
歌声やメロディーも含めてだけれど一番は言葉の人 ということか

日本語も細やかだったり 想像に任せる余白があったりしますが
英語もなかなか 余白のあるフレーズが多く ドキドキします
さすがシェイクスピアの生誕地の言語

ボヘミアンラプソディはメンバーがクイーンの素敵な部分を凝縮して入門編かつ完結編の一つの顔として映画化してくれたような気がします 不足は感じますがいろんな意味で完成度が高かった…
この作品は真逆なようですが 完成度は高いと感じました


ヒスレジャーが第一目的で鑑賞しましたが
ボブディラン本人については 風に吹かれての作者&ノーベル賞 くらいの知識しかなく
ただ 風に吹かれての歌詞は(和訳ですけど)結構しみついています
なので ノーベル文学賞と聞いたときは 歌詞を原文で読みたくなりました
映画の序盤もなんか賞をあげたくなる気持ちがわかるなあ…と思わせる言葉のchoice
そして独特の歌声   何故かピアニストのブーニンが浮かびました

印象的なのは出番も多い?かな
ヒース
本人の一番憧れた姿を含んでいるのかな 平凡だけど明確な意味のある人生 そこに収まれない性
不器用で一番人間臭く 相変わらずの体温が伝わってくるような演技でした
話し方は似せていても やっぱり声も素敵♡ (笑)

ケイトブランシェット
本人の表の顔のリアルに近いのでしょうか…面白かった♪
女性が演じることで柔らかい無邪気さと共にナイーヴさ 
反抗的で粋がっているのと同時に伝わってくる不安定さ 危うい弱さが絶妙で
そのなかに非凡さも表現しているあたりはさすがの演技 と思いました
常に酔っぱらっているみたいな雰囲気なのもリアルなのでしょうか…実際を知らないので

そして私の心をくすぐるビリーザキッドがらみのリチャードギア
彼はいるだけで魅力的 笑

その他の3人も魅力的で
演奏シーンなど(とくに黒人のおじいさんと!)も素敵でした☆

ただ全体に(意図的なのか) とぎれとぎれ順不同な感じで
本人の歴史を知らないと(最低限の情報6人=本人は知らないと)本当に不親切な作りだと思います

映像はすごく凝っていて 大好きな感じ満載でしたし
印象に残る言葉のchoice(原語で聞き取りたいですねww)も◎でしたが
文学的なのか それ(捉えどころがない感覚)が狙いなのか…ところどころ睡魔に勝てず 
何度も巻き戻してようやく完賞(鑑賞)できた感じなので 映画として☆3

歌詞◎歌◎役者◎映像◎ なのに面白く(ユーモアも)ない
(不本意かもしれませんが)純粋さや懸命さは好感ポイントでしたが
ご本人は真面目な方なのでしょうか…

でも ディランさんについて興味がわきましたし
いろいろなものに憧れ 心惹かれ 戦い 叶わないこともあり でも歌わずにいられない
自由ゆえの孤独  ひと は孤独 人生はある意味孤独な旅 etc が
ぼんやり浮かび 切なくもあり 不思議と前向きな闘争心?も心を掠め…

冒頭にも書きましたが 監督が本人の気持ちをうまく汲み取って作られたのも伝わってきました
本人も納得の完成 と書かれているのをどこかで目にし
それを知って やっぱり自由な ひと ! と  
(よい意味で!→)苦笑が浮かびました

ディランは風に吹かれている~
そういえばフレディも似たように 風 使ってたなあ…
私が趣味で作る俳句も 断然 風 が多い(ちゃっかり並べて書いてみましたww)

Never Ending Tourか‥ 音楽から離れられないのは確かなようですね

そうそう
個人的にはラストの列車のシーンから映画「欲望の翼」がふと蘇り
なんだか感慨深かったです(これがこの作品が腑に落ちた一番の理由かも)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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