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3.0点
そういえばアフガン戦争というのがあった。若かった頃、この侵攻ですっかりソ連への希望や憧れが消え去った友人が何人も居た。10年も経っただろうか、ソ連が撤退するに及んで、反ソ・反中の友人たちが小躍りしたものだ。どちらも皆若かった。 そして今この映画を観る。何だ、そんなことだったのか、と若くはない自分は随分白けてしまった。今、もう一度あの頃のことを見直そうという気でこのDVDをレンタルしたのではない。身内にトム・ハンクスのファンがいるから、お付き合いで彼の映画を見ているだけのことだ。 ところが、ここに登場するハンクス議員はあまり上等ではない。ちょい悪、ちょいエロ、こういう議員がアフガン難民の惨状を視て、“正義のアメリカ”を演ずるというのも、ちょっと眉唾もの。一地方議員が、俄かな正義感で国家予算を回すなど出来っこない話だ。せっかくお付き合いしているのに、役柄が宜しくない。イメージダウン。 ま、この映画のおかげで、何十年か振りに当時のアフガン戦争をウィキペディア程度にでも勉強せざるを得なくなった。それで良しとしようか。
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