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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー (2007)

CHARLIE WILSON'S WAR

監督
マイク・ニコルズ
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2.99 / 評価:478件

解説

1980年代に実在したテキサス出身の下院議員チャーリー・ウィルソンが、世界情勢を劇的に変えた実話を映画化したコメディディータッチのヒューマンドラマ。『卒業』のマイク・ニコルズがメガホンを取り、アフガニスタンに侵攻したソ連軍を撤退させてしまう破天荒な男の姿を描く。主人公をトム・ハンクスが演じるほか、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンらアカデミー賞に輝く演技派が脇を固める。お気楽な主人公が世界を変えてしまう奇跡のドラマに注目。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

酒と女が大好きだが信念もある下院議員チャーリー(トム・ハンクス)は、反共産主義者で大富豪の恋人ジョアンヌ(ジュリア・ロバーツ)にパキスタンに行くことを薦められる。現地に赴いたチャーリーはソ連軍の侵略から逃げる大量のアフガニスタンの難民たちの姿にショックを受け、ソ連軍と戦うゲリラたちに武器を密輸してしまう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
(C) 2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」3人の俗物が跋扈するブラックな笑いのおとぎ話

 酒と女に目がないテキサス州選出の下院議員(事務所の女たちは巨乳の“チャーリーズ・エンジェルズ”)が政治活動に目覚め、ソ連軍に侵攻されたアフガンの人々に裏から武器弾薬を横流しして、一躍“時の人”になるというストーリー展開は、まさにウソのようなホントの話だ。北京五輪を前にチベット騒乱で揺れるいま、アフガン侵攻がモスクワ五輪ボイコットの引き金になった歴史を思い起こさせる、実にタイムリーな題材といえる。

 マイク・ニコルズ監督らしい老練な演出のせいか、トム・ハンクスが滑稽な俗物的存在に映り、ヒーロー譚なんて微塵も感じさせず、ブラックなおとぎ話にしか感じられない!

 彼に“魔法"をかけるのはもっと俗物的な2人で、ジュリア・ロバーツ演じるテキサスの大富豪夫人(つけまつげにマッチ棒がのりそうな濃いメイクの女)に尻を叩かれ、フィリップ・シーモア・ホフマン演じるCIA局員(ジェームズ・ボンドとは対極にある、盗聴が趣味のデブ&ブサイク)の協力を得て、米議会をテキトーに言いくるめて、イスラムの敵イスラエルからソ連製の武器弾薬をアフガンに送り込むのだ。彼らの裏ワザが愉快痛快だ!

 アフガン再建のために学校を建てようとする主人公チャーリーの発案が議会により却下され、イスラム原理主義者を“洗脳”できなくなるというシニカルな結末も見過ごせない。(佐藤睦雄)

映画.com(外部リンク)

2008年5月9日 更新

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