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P.S. アイラヴユー
2008年10月18日公開

P.S. アイラヴユー

P.S. I LOVE YOU

1262008年10月18日公開

fg9********

4.0

キャシー・ベイツさまさま……

 …あらすじは、解説のとおり。  最愛の夫を脳腫瘍で亡くして絶望に沈む女性(ヒラリー・スワンク)が、亡き夫(ジェラルド・バトラー)からの手紙をきっかけに再生していくプロセスを描いたもの(この夫は、自分の生命が短いことを悟り、生前から節目節目に妻の所へ手紙が届くように手配していたのだ)。     よくもまぁ、ここまで用意周到にやるもんだなぁ、と夢物語を見るつもりで観ていたが、最後に、女性の母親(キャシー・ベイツ)の「ある一言」と「ある行動」がこの夢物語に現実味を与えてくれ、流石はキャシー・ベイツ、バシッと決めてくれた(この母親は若くして結婚して子供を産んだものの、理由もなく旦那に逃げられている。それ以来あまり笑ったことが無い)。     その「ある一言」とは……主人公の女性が夫を失くして立ち直れない心情を母親に吐露する場面があるが、それに対して母親はこう言う。  「何が悲しいかって、それは、自分の子供が自分より先に逝ってしまうこと。また、自分の娘が自分と同じ道を歩もうとしているのに、それにストップをかけられないこと。」  また、「ある行動」とは……最後に、娘と二人で亡くなった夫の故郷を訪ねるシーンがあり、そこで相手にお土産を渡そうとするが、それを落としてしまい、笑えなかった筈の母親が破顔一笑する場面は、この作品を清々しく終わらせてくれた。  キャシー・ベイツさまさま……。

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