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カニング・キラー 殺戮の沼

jph********

4.0

社会派アリゲーター

昔、「ジョーズ」のヒットにより乱発されたモンスターパニック映画の中に、「アリゲーター」というワニワニパニックモノの傑作があった。 この「アリゲーター」、都市の下水道内で怪しい薬品(だったかな?)によって巨大化したワニが人を襲い暴れまわるという、B級臭のする都市伝説めいたオモシロ映画だったが、 今回レビューする「カニングキラー」は実在する人喰いワニの話という事で、巨大ワニが人を襲うという事以外は全くの別モノ、もっと現実的な感じだ。 まずワニが巨大化して人を襲うようになった理由が現実的で恐ろしい。 内戦による戦闘や虐殺よって殺された人々の死体を無造作に河に捨てた事で、ワニがそれを喰らい人の肉の味をおぼえ、その量が大量だったので自然と巨大化してしまったのだ。 そんな実在するワニを題材にして、やはり実在する内戦で荒れた国(勉強不足で存知ませんが)を舞台にしているのであまりトンデモな展開にする事ができず、モンスターパニック映画としては中途ハンパな物語になってしまったのが残念なところだ。 巨大人喰いワニによるモンスターパニック映画にしたいのか、 内戦により荒れた国の恐ろしさを描きたいのか、 どっちつかずな優柔不断ボーイなのだ。 ご意見無用のB級映画マニアとしては巨大ワニのCGが素晴らしかっただけに、純粋なワニワニパニックモノにしてほしかったのが正直な所だ。 まぁ「エボリューション」で『モルダー』とコンビで笑わせてくれたオーランド・ジョーンズが今回もガンバってたし、女優さんが好みのタイプの美人だったからよしとしますか。

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