神に選ばれし無敵のバタンコ
- ultra_kandenchi さん
- 2009年4月18日 23時59分
- 閲覧数 365
- 役立ち度 2
- 総合評価
西畑から静岡まで箱根の山を越えて行くという無敵ぶりがありえないのですが、ファンタジーとしてはこういうんだってありだと思います。
数年前に「手紙」という古谷一行が主演した映画がありました。「いい人」の郵便屋さんが自転車で手紙を届けて人々の心をつなぐというような、まあほとんど同じような内容なんですが、郵政民営化前のその時点ですらすごく時代遅れな感じでした。
だって今どきの郵便物って、公共料金やクレジットカードの領収書かダイレクトメールがほとんどで、季節モノの年賀状も暑中見舞いもパソコンで印刷するから手書きの手紙なんてほとんどないでしょう?パソコンが使えないお年寄りだって、用事があれば電話しますしね。「手紙で心をつなぐ」なんてうそ臭くてしょうがない。
この映画もそういう意味でうそ臭いのですが、プロットはスットンキョーでも演出の語り口はそこそこ達者で、あんまり「ありえねー感」はないです。長嶋一茂の作り過ぎない淡々とした芝居が「普通の人」にうまくはまっています(バタンコをこぐとき以外)。
房総地方の観光映画としての役割は十分に果たしていて、自然風景やお祭りの様子なんかは、満点を上げてもいいぐらいです。ゴールデンウィークに日帰りで行ってみたいです。
詳細評価
イメージワード
- 未登録
このレビューは役に立ちましたか?