2008年5月10日公開

タカダワタル的ゼロ

742008年5月10日公開
タカダワタル的ゼロ
3.5

/ 10

20%
30%
40%
0%
10%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

2001年の大みそか、東京の下北沢で柄本明らの所属する劇団東京乾電池主催の高田渡コンサートが行われる。いつものようにひょうひょうとした姿でステージに現れた高田は、おなじみの代表曲「仕事さがし」からスタートし、そのトボけたトークで会場を大いにわかせる。やがてステージには泉谷しげるが登場し、過激なライブで高田と好対照なパフォーマンスを見せる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(1件)

楽しい100.0%

  • しゅっぽっぽ

    5.0

    VINTAGE VOICE

    もしかしたら前作「タカダワタル的」とレビューが重なって しまってるかもしれません事を御了承下さい。 どっちも同じような内容なので、まぁどうでも良いんですけどね。。。 知る人ぞ知る(要するにほとんどの人は知らない)フォーク界の 重鎮(?)高田渡の完全ドキュメントですが、別に彼の生い立ちや これまでの活動を振り返った物ではありません。 2005年に急逝した彼の、晩年の「日常」を写し撮ったフィルムです。 そう、「日常」です。 ライブハウスで歌う事。 行き付けの飲み屋で飲む事。 自宅で仲間と飲んで潰れて寝る事。 口の悪い評論家はこの映画を観て こう言うに決まってます。 「ただ彼の姿をハンディカメラで追っただけ。」 「何も演出なんかしてないし」 「脚本なんか無いし」 「歌手として有名じゃないし」 「脇でちょっと出て来た泉谷とか柄本明の方が有名だし」 「世に知られた歌が有る訳じゃないし」 「変わった芸なんかしないし」 「金掛けてないし」 「おまけに もう 死んだんだろ?」 でもさ、よくよく考えたら、この映画を観にくる人、 とりあえず鑑賞料金を払って観に来る人って絶対に 高田渡のファンなんだろうから、少なくとも上に羅列 したような“言っちゃいけない事実”なんか気にする 人は居ないんだよな。そうだろう? だって高田渡を見たいだけなんだからさ。 だから前作の「タカダワタル的」(2003年)と同じような 中身でも全く気にしないわけよ。何度でも観たいのよ。 そう言う おいらは 実は彼のCDなんか一枚も持ってない。 かろうじてオムニバス版に有る「自衛隊に入ろう」 「実録・三億円強奪事件の唄」が手元に有る彼の全て。 だって おいらがフォークに興味を持ったのは泉谷・ 拓郎・陽水の時代でさ、高田渡って、正直言うと 過去の人だったのさ。同時代の岡林とか加川良なんかと 比べてもメッセージ性が低かったように思えて、当時は あまり興味を持てない人だった。 でも、なんでわざわざ「タカダワタル的」「同・ゼロ」 を観に行きたくて行きたくて仕方が無かったのかが 良く分からない。でも、どうしても観たかった。 ドキュメント。 テロップなんか一切無い。曲目くらいだね。 この距離でタカダワタルを撮る。この角度から撮る。 そうやってタナダユキ監督がタカダワタルを皆様に 紹介しようと、あるいは遺そうと思ってわざわざ 送り出してくれた作品ですよ。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆  楽器、とりわけ木で出来た楽器(ギターとかバイオリンとか) は生きてます。ですから何年も弾き込んで行くと 新品では絶対に出せない音が出るようになって来ます。 「枯れた音」だとか何だとか言いますけどね。 元々が楽器ってのは弾いた弦の波長というか、それを ボディ(材木)が拾って共鳴して音になる訳ですけど、 要するにボディ(材木)が長い長い年月を経るほどに ギターならギターの弦の波長に合った鳴り方をしてくれる 訳ですよ。若いギターには出せない音ね。 ギタリストの出したい音(気持ち)を忠実に出して くれるように、弾き手とも共鳴してくれる訳です。 まぁ「VINTAGE GUITAR」なんて言われる事もあります。 自分で弾き込んでVINTAGEにするか、高い金を出して 市場で買うか、まぁギター弾く人の憧れだったりします。 タカダワタルって人は、歌手のくせに取り立てて 「歌手の命であるノドを大切にする。」なんて考えは これっぽっちも無いようです。酒は飲むしタバコも吸う。 だから、一部の還暦歌手のように「昔と変わらない 伸びやかな歌声」なんか望むべくも有りません。 ・・・と言うか、昔から唄が上手でも無かったようで。 でも、おいらは思いました。 タカダワタルの声は、歌声は“VINTAGE VOICE”だなぁ。 彼の歌う「My Blue Heaven(私の青空)」を聞いて しみじみそう思いました。 ちゃんと唄は在るべき所で唄われている。 タカダワタルは「俺の唄だ。」と信じて唄う。 客もまたそう信じて聞いている。 そんな映画です。 タナダユキ監督の蛮勇に拍手を送りたい作品です。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
タカダワタル的ゼロ

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日