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リダクテッド 真実の価値 (2007)

REDACTED

監督
ブライアン・デ・パルマ
  • みたいムービー 173
  • みたログ 320

3.26 / 評価:123件

戦争反対、ではなく。

  • kit***** さん
  • 2009年11月7日 1時45分
  • 閲覧数 235
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

0時に見終わって、そこから2時間ほど眠れませんでした。

異常ですよね、少女をレイプし、その家族も虐殺することも。
報復として、ビデオカメラの前で兵士の首を切断することも。
ただ戦時下、というか混沌とした状況ではそれがまかり通るわけで、
しかも両者ともに、自分たちの正義を掲げているから憎悪ばかり生むわけですね。
正義の反対には悪がいるから。


とまぁありがちなことを書いていますが、いちばん強く思ったことは
戦争反対、ではなく
殺人、若しくは暴力反対というメッセージでした。

戦争映画の多くが、反戦のメッセージを織り込みますが、
そこには、戦争=悪、で終わってしまってしまっていることが多いように思います。
愛する人を残して戦死してしまう美しさや、戦友との果たされなかった約束の切なさ。

違うケースだとプライベートライアンなんかは、あれ以上描けないほどの凄まじい戦場描写でもって「あーもう、絶対こんなとこ行きたくねぇ」という感情を生み、結果的にメッセージをもちえたわけですね。


ただこの映画は、何よりも憎しみ合うことや殺しあうことを拒絶し、
そこから、そのような混沌とした状況を作らないこと。つまりは戦火をもたらさないこと、というようにテーマが拡がっていくようなものになったと思います。

繰り返しますが、兵士が一市民を犯し、殺してしまう状況ですよ。これ以上ショックな題材もそうはないです。ただそれがあり得てしまうのが戦争なんですね。

ちなみに蛇足ですが、ここに投稿した方と同様に、私もこの監督のファンです。
私もデ・パルマでもっと好きな映画はたくさんありますが、それでも、上に書いたように
何よりも、人を殺すのは悪だ、と言いきってくれたところにとにかく感動しました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
  • 絶望的
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