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黄金時代 (1930)

L'AGE D'OR

監督
ルイス・ブニュエル
  • みたいムービー 7
  • みたログ 52

4.06 / 評価:17件

ブニュエル+ダリ+エルンスト=

  • bakeneko さん
  • 2012年3月22日 15時58分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

「アンダルシアの犬」に続いて、ブニュエル&ダリのコンビによって創られたシュールレアリズム映画で、俳優としてマックス・エルンストの若き姿も認める事が出来ます。後年のブニュエル作品の“シリトリ的連想”飛躍方式の語り口の元祖となった作品で、物語としての統一性を持たなかった「アンダルシアの犬」よりも素直に鑑賞できる?映画の形を成しています。

2012年の2月に公開されたトリアーの「メランコリア」で、“トリスタンとイゾルデ”の“愛と死”♪の大音響に乗って展開するカタストロフに、本作を思い出しました(もちろん、トリアーは確信犯的に引用しています♡)。
全盛期のダリ&ブニュエルの鋭敏な感性イメージ映像が光る“シュールレアリズム&風刺”映画で、個々のイメージの強烈さでは「アンダルシアの犬」の目玉剃刀シーンに軍配が上がりますが、骸骨や蠍、牝牛のイメージは強烈で、特に本作では宗教に対する批判と揶揄がより強烈となっています。
そして、本作は公開時(1930年)にスクリーンに爆弾が投げつけられる事件を起こして、50年間も上映禁止となった伝説の作品でもあるので、“何がキリスト教徒を怒らせたのか?”に見入る映画でもあります。
そして本作の話法は、後作のブニュエル作品(「ナサリン」、「銀河」、「自由の幻想」、「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」等)の基本的な構成となっていきますし、イメージや音楽の使い方もその後の作品の元ネタとなっているので、それぞれの共通性を発見する愉しみ方もあります。

シュールレアリズム映画の代表作として、芸術&映像ファンにお勧めの作品で、鮮烈なイメージの洪水と飛躍に感嘆する映画であります。そして、突飛&奇矯ながらイメージと音楽が一体となって躍動する楽しさは、やはり第一級の映画鑑賞の快感をもたらしてくれるのであります(え!愉しんでるのは私だけ?)。


ねたばれ?
もみの木と大司教は判るけど、何故キリンを...。

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