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デッド・サイレンス
2008年3月22日公開

デッド・サイレンス

DEAD SILENCE

892008年3月22日公開

一人旅

3.0

こっち見んな!

ジェームズ・ワン監督作。 謎の腹話術人形を手にした青年を襲う恐怖を描いたホラー。 『ソウ』(2004)『インシディアス』(2010)『死霊館』(2013)のジェームズ・ワン監督による人形ホラーの佳作で、差出人不明の腹話術人形によって最愛の妻を惨殺された青年ジェイミーが、その人形に隠された秘密を調べる中で自らの出自にまつわる驚愕の事実を目の当たりにする…というお話。 ジェームズ・ワンは現代的センスでホラー映画を撮る才気溢れる監督さんですが、本作はややパンチが足りない印象です。腹話術人形をモチーフにしたストーリーはいかにもホラー的ですが、編集に粗が目立つためせっかくのホラー演出が安っぽく見えてしまいます。ただ、演出自体は観客の怖がりポイントをしっかり押さえてくれていて、腹話術人形の目がギョロッとこっちを睨んだり、チャッキー並みの素早さで移動して人間に襲いかかるなど人形のリアルな怖さが存分に表現されています(人形の見た目が怖くないというのが玉に瑕。日本人形やフランス人形の方が数倍怖い)。そして、恐る恐る振り返りざまの惨劇や、“絶叫”すれば死ぬという沈黙を強制された悪霊との遭遇シーンが異様な緊迫感をもたらしています。 ネット上でホラー映画の定番として良くその名前が挙げられる作品ですが、同じジェームズ・ワンなら死霊館の方がずっと怖いです。

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