あらすじ・解説
かつてピアニストを目指す少女だったメラニー(デボラ・フランソワ)は、ピアノの実技試験中、審査員の人気ピアニスト、アリアーヌ(カトリーヌ・フロ)の無神経な態度に動揺してミスを犯し、ピアニストの夢を絶たれる。その後、アリアーヌに再会したメラニーは、演奏会の成功の鍵を握る“譜めくり”に抜てきされるが……。
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作品レビュー(51件)
- dkf********
4.0点
わずか85分の上映時間ながら見事に面白い。愛憎と嫉妬渦巻く復讐劇なのに少しもドロドロとした暗い展開がなく、終始静かに進むトーンが実に印象的な美しいサスペンス。こういう風合いの作品はありそうでなかったかも。 見ようによってはパンチ不足と受け取らてもおかしくないほどに羽目を外さない品のある語り口は、監督(兼脚本)のドゥニ・デルクールが映画畑の人ではなく、本業がチェリスト兼音楽大学教授という本物の芸術家であることと無関係ではないかもしれない。映画はこの一本だけを手掛けただけのようだが、映画監督としても十分やっていけるほどの素晴らしい技量とセンスを見せている。 無表情で黙々と自らの復讐を果たしていく主人公メラニー役のデボラ・フランソワが完璧に適役で鮮烈なインパクトを残す。かくも鮮やかで残酷な完全犯罪を見せつけながら、憎々しさを感じさせないのは彼女の演技力の賜物なのは明らかだ。 映画が長く物語を見せればよいものではないという好例。ちょっと空いた90分で楽しむには最適な一本になりえるはずだ。
- lai********
3.0点
ネタバレ女の武器
このレビューにはネタバレが含まれています。 - npp********
4.0点
ネタバレいつまでも続く復讐心
このレビューにはネタバレが含まれています。 - low********
5.0点
ピアノの試験で落とされ、その復讐の為、審査委員の一人の女性(ピアニスト)と仲良くなり、恋愛にまで発展してしまい、挙げ句の果てには、主人公のメラニーがいないともうやって行けなくなる程、復讐してピアニストの人生をメチャクチャにしてしまう。 そしてメラニーは、最後は笑みを浮かべながら、ピアニストの元を去る。あの、微笑みが強烈だったな。 後で見たインタビューでは、監督は日本映画を元に作ったそう。だからセリフよりも目で訴える感じで製作したとか。なるほどー、それでメラニーの目付きが鋭かったのね。
- ivi********
5.0点
ネタバレ怖い
このレビューにはネタバレが含まれています。
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