助けて!どざえもん!!
- JUDE さん
- 2009年11月7日 1時16分
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- 役立ち度 6
- 総合評価
( 5 November 2009 - ??:?? - Home - JUDE )
どうもこんばんわ。
最近寒くなってきましたが、体も心もレビューも寒いJUDEです。
財布に関しては、ホワイトアウトです。
さて、今更カミングアウトですが、JUDEと書いて、"ユダ"と読みます。
"ジュード"でも決して間違いではないのですが、
私自身は"ユダ"のつもりです。
別に宗教オタではなく、
マイ・ボディガードでピタがクリーシーにプレゼントしたメダイから来ています。
最近の口癖は、「死ねばいいのに」と、「ウンコやな」です。
そう、世の中、ウンコ野郎ばっかりです。
先日も、電車で大学生風の二人の男が、女の子のプリくら見せて、
「マジぶさいく。ありえなくね?」みたいな事を大声で、
周囲に「俺達スゲー」をアピールするかのように語らっておりました。
「うん、多分、向うも自分の事ゆーてると思うよ」
と心の中で思いつつ、明らかな中二病を目の前にして、
なんでこういうウンコ製造機が平然と育つんだろう・・・、と考え込んでおりました。
日教組という悪の組織が教育現場にもたらした、
過度な自由主義と平等主義が、このような歪んだ個人主義を生み出すのだろうか・・・。
そんなことを思っている時に、丁度本作の冒頭を観て、
「あぁ、そうだ、こんな事を言う親父がいなくなったんだ」
と。
「貧しくても誠実であれ。他人の役に立つ人間になれ。」
平凡な言葉ですが、こういう言葉を恥かしげも無く、
真摯に言える親がどれ程いるのか。
別に聖人君子になれと、献身を心がけよといういう事ではなく、
「他人を貶める人間になるな、他人を助けられる人間になれ」という、
人として、社会の中で生きるための指針のようなもの。
世の中綺麗ごとだけではないのですが、
他人を助けられない人間は、人から手を差し伸べてもらえない。
ある種、理にかなった処世術でもあります。
比較的ベタなチャウ・シンチー映画。
こういうメッセージ的な部分も比較的シンプルで、
シンプルだからこそ、複雑になりすぎる世の中で、大事にすべき芯みたいなもんなのかもな。
ちょっと古臭く感じるけれど、こういう事を言う映画って、大切なんだなぁ。
・・・と、思わされたのも束の間。
この映画、意外にドSですw
主人公のディッキー。
ナナちゃんに過度な期待(ドラえもん的な期待)を抱くのですが、
ナナちゃんにはそんな能力がなく、ディッキーいらいらします。
そんなデッキーがナナちゃんにした仕打ちとは。
まさかのトイレ水責めww
やめて、やめたげてwww
ナナちゃん、ガボガボゆーとるやんwww
とにかく、流石はチャウ・シンチーというか、ギャグの部分はかなり加虐的www
今回は主役が子供と言う事で、子供がするにしては余りの暴虐に爆笑しつつ、
ただ、笑いという点では、今までのチャウ・シンチー映画よりちょっと落ちるかなという気も。
子供達らしい笑いが入り、全体的に笑いの質も変わった気もするんですが、
もともとチャウ・シンチーの笑いは加虐的な大人向けの感じで、
子供がするよりは大人がやりあった方が合っているようにも思えます。
その点、子供にしては暴虐の限りですが、
やや物足りなさもあるのかな。
また、これもチャウ・シンチーらしいと言えばらしいんですが、
物語の展開が急転し過ぎると言うか、飛び過ぎるんですよね。
本作も、ナナちゃんとの心の交流ってのは、実はあんまり時間が割かれてない。
なんかいつのまにかナナちゃんの方が一方的に懐いた感じがあって、
もうちょっと心の交流の部分が欲しかったかなという気も。
ただ、これはチャウ・シンチーマジックなんですが、
急展開過ぎるのに、泣けるんですよ。
ここぞという所の音楽の使い方や、演出が凄まじく上手いんですよね。
カンフーハッスルも、え?そこで??って言われそうですが、
ラストシーンで結構きましたw
本作もやっぱりうるっときて、★4かな、って途中まで思ってたんですが、
ちょっとね、個人的にはラストが・・・。
もうちょっと、勉強のシーンとかけてくれたらね、と。
しかし、チャウ、相変わらずいいベタを生み出します。
ちなみに、主役の男の子、実は女の子が演じてるとか!
ビックリ。しかし、本作のMVP間違い無しの顔芸でした。
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