過激にならないように
- 文字読み さん
- 2011年3月31日 0時01分
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2008年。チャウ・シンチー監督。貧乏なのに息子を私立学校にやって工事現場で働く父親(チャウ・シンチー)だが、息子は学校でいじめられている。そんなとき、父親が持ち帰ったふしぎなボールを息子がいじっていると犬のような生命体に変身して、、、という話。なんでもできる力をもっているわけではないが、壊れたものを修復する力をもつ地球外生命体と父子の交流。
チャウ・シンチー的な過激化がないのが残念な限り。貧富の差は雇い主の「温情」で過激化しないし、子供たちの世界のバトルは「恋」で過激化しない。大人同士の恋になりそうな関係はあいまいなまま。地球外生命体のドラえもんような力はまさかの夢オチだし、それとは別に死者さえ生き返らせる力には誰も気づかない。
「グレムリン」的な結末もありだっただろうに、かわいらしいうえに自らの力を陰でこっそり献身的に使って人々の役に立って死んでしまうなんて、便利なだけの「ミラクル7号」。最後にその仲間たちが大量に現れるところで何かが起こるのかと期待してしまったけれど。。。
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