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ミラクル7号 (2008)

長江七號/CJ7

監督
チャウ・シンチー
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3.65 / 評価:323件

あの屈強女子のモデルはジャイ子かな?

  • 一人旅 さん
  • 2018年4月26日 22時06分
  • 閲覧数 456
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

チャウ・シンチー監督作。

貧乏な親子と謎の地球外生命体の交流を描いたSFコメディ。

『少林サッカー』(2001)で脚光を浴びたチャウ・シンチー監督・脚本・出演による“異種交流譚+親子愛”の快作で、建設作業員の父:ティーと二人暮らしの貧乏少年:ディッキーを主人公にして、父親がゴミ捨て場から拾ってきた地球外生命体:ミラクル7号と親子の出逢いと交流の顛末を、チャウ・シンチー節を炸裂させた荒唐無稽なお笑い演出をふんだんに取り入れて活写しています。

当然『E.T.』や『グレムリン』といった名作SFを下敷きにした異種交流モノですが、チャウ・シンチーがE.T.を撮ると似ても似つかない代物になる…という予想通りの感想が嬉しいSFコメディです。ディッキーに「ミラクル7号」と名付けられた謎の生命体は、頭部がワンちゃんみたいにフサフサなのに身体は緑色のシリコンのようなつるつる素材で出来ています。お目目は大きくパッチリしていて、頭のてっぺんには1本のアンテナのような突起物が生えたアンバランスな風貌がキュート。『グレムリン』では可愛らしい見た目とは裏腹の凶暴性が特徴でしたが、本作のミラクル7号は見た目も可愛いし中身もそのまんま可愛い。攻撃性はまるで皆無で、ワンちゃんみたいに飼い主にべったりなのです。そんなミラクル7号、壊れた物を修理する特殊能力があります。大好きなディッキー親子のために起こす、まさに“ミラクル”な結末は切ないながらもハートフルな感動を味わわせてくれるのです。

少年と地球外生命体の交流と騒動をぶっ飛んだお笑い演出で描いたコメディ色濃厚なSF映画ですが、貧富の格差や校内いじめ、競争社会に対するチャウ・シンチーなりの視線が反映された意外に“社会派”な側面のある作品でもあります。

主演の新人子役:シュー・チャオは男の子役で出演していますが、実は女の子です。それに意地悪なクラスメートの男の子やその用心棒的屈強な男子も実際には女の子が演じています(隠れ女子3人衆が活躍する映画!)。また、心優しい先生を演じたヒロイン:キティ・チャンは本作が実質的デビュー作。純白のチャイナドレスに目を奪われますよ~。

詳細評価

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