重いテーマだから、重苦しくなって当然。
- 百兵映 さん
- 2018年3月22日 21時03分
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いろんなレビューを拝読しました。そして、この映画制作の意図がそのままに当たったのであろうと思いました。というのは、
「重い」「暗い」、「もやもやする」「感動に欠ける」という声が多く聞こえます。溜め息が出ます。映画はそういうことを意図したのでしょう。
敢えて感動を持たせないように描いたのではないでしょうか。ここでの問題 ―― 介護、家族、結婚、個人、養育、性、―― のどれひとつをとっても、感動的に「分かった」という説得力のある回答?はどこにもないのでは……? だから、もやもやしたままに終わらせたのではないでしょうか。
自問自答させられます。自分はこれまで、これで良かったのか、これから、このように出来るだろうかと不安になります。(良心的な人ほど?)自分を責めることになりかねません。言い訳をして開き直ることも可能です。でも、立場が代わって自分の順番になると、結局、自責の念に……、ということではないでしょうか。
介護にしても、家族間の関わりしても、おそらく正解は見つからない、それを、わずか2時間弱の映画一本に、感動的な答えを期待するのは虫が良過ぎるのかな、と思います。
では自分が介護をお願いするようになった時には?って、はい、どうしていいのか分からず、もやもやしています。まんまとこの映画にはめられています。
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