あらすじ・解説
1939年、ポーランドはドイツ軍とソ連軍に侵攻され、すべてのポーランド軍将校はソ連の捕虜となった。アンジェイ大尉(アルトゥール・ジミエウスキー)は、彼の行方を探していた妻アンナ(マヤ・オスタシャースカ)と娘の目前で、東部へ連行されていく。アンナは夫の両親のもとに戻るが、義父はドイツに逮捕され収容所で病死し、残された家族はアンジェイの帰還を待ち続ける。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(178件)
- のんぽち
4.0点
ラストは何の躊躇もなく人を殺して埋めて終わる。ソ連怖すぎる。言葉が出ないラストでした。
- kyo********
4.0点
1939年、西からドイツ、東からソ連から攻め込まれたポーランド。アンナ(マヤ・オスタシェフスカ)とその娘ニカは夫で父のアンジェイ大尉(アルトゥル・ジミイェフスキ)を捜していた。その後、野戦病院で再会するが、アンジェイは軍人として逃げることはできないと仲間とともにソ連軍に東へ移送される。夫や息子の無事を信じ待ち続ける家族たちの物語。アンジェイ・ワイダ監督。 ヒトラーばりのスターリンの大虐殺、カティンの森事件。ソ連は戦勝国で、ポーランドは長い間支配されていたので、表だっては何も言えなかったそうですが(1990年頃まで)、戦争のひどい過去を改めて知ることはとても大切なことだと思った。というか、知らなかった(゜д゜;)監督や役者たちも戦争被害者家族で、実際自分たちで体験してきたことということで、どんなにかいろんな思いの詰まったものになっただろうと思う。 ポーランドの歴史を予習してから観た方がよかったな。特に初めのシーン。もっと知識があれば、かなり緊迫した追いつめられたシーンだということがすぐに分かったのに。新しく戦争の歴史のひとつを知りました。 ラストシーンは心にズドーンときます。(2010/02/25)
- 裕
5.0点
ネタバレ無念…
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ike********
3.0点
第二次世界大戦時、ドイツとソ連に侵攻されたポーランドの戦争犯罪の被害の一部を映画化したもの。 公表するには、まだとても危険な映画だと思う。 特に、ポーランド大統領夫妻が慰霊祭に向かう途中、飛行機が謎の墜落事故が起きている。 暗殺が疑わしい事故だ。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ポーランド空軍Tu-154墜落事故 第二次世界大戦の戦争映画としては、「ビューティフルライフ」「プライベートライアン」「スターリングラード」「シンドラーのリスト」「ダンケルク」「戦場のピアニスト」「ヒトラーの忘れもの」など他にも見たけど、残酷さや恐怖では「戦場のピアニスト」が一番強い印象として残っている。
- なつ
4.0点
若い頃は戦争映画が苦手で避けていたけど、最近進んで鑑賞するようになった。 私はノンフィクションの後味悪いジャンルが好きだが、最終的に行き着いたのは戦争映画だった。好きという表現は不謹慎か、、 どんなフィクションよりも残酷だった。 ついこの間、父親たちの星条旗、硫黄島の手紙で涙したばかりだが、戦争は第二世界大戦だけではない。。 当たり前のことだが、どんなに賢くて、体を鍛えている男性でも、人間というものは頭を一発撃たれただけで終わる。 抵抗なんて誰もせず、とても静かに悲しく表現されていた。 なんとこの監督の父親も犠牲者だなんて。映画を作るのは辛かっただろう、でもそれ以上にこの事実を知ってもらいたかったんだろう。 戦争の犠牲者が安らかに眠られていますように。
スタッフ・キャスト
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