ひどすぎる過去
- kyon2630 さん
- 2019年5月22日 21時02分
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1939年、西からドイツ、東からソ連から攻め込まれたポーランド。アンナ(マヤ・オスタシェフスカ)とその娘ニカは夫で父のアンジェイ大尉(アルトゥル・ジミイェフスキ)を捜していた。その後、野戦病院で再会するが、アンジェイは軍人として逃げることはできないと仲間とともにソ連軍に東へ移送される。夫や息子の無事を信じ待ち続ける家族たちの物語。アンジェイ・ワイダ監督。
ヒトラーばりのスターリンの大虐殺、カティンの森事件。ソ連は戦勝国で、ポーランドは長い間支配されていたので、表だっては何も言えなかったそうですが(1990年頃まで)、戦争のひどい過去を改めて知ることはとても大切なことだと思った。というか、知らなかった(゜д゜;)監督や役者たちも戦争被害者家族で、実際自分たちで体験してきたことということで、どんなにかいろんな思いの詰まったものになっただろうと思う。
ポーランドの歴史を予習してから観た方がよかったな。特に初めのシーン。もっと知識があれば、かなり緊迫した追いつめられたシーンだということがすぐに分かったのに。新しく戦争の歴史のひとつを知りました。
ラストシーンは心にズドーンときます。(2010/02/25)
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- 恐怖
- 絶望的
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