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アクロス・ザ・ユニバース (2007)

ACROSS THE UNIVERSE

監督
ジュリー・テイモア
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3.93 / 評価:352件

解説

全編にわたってビートルズの名曲を使用し、1960年代のアメリカに生きる若者たちの青春を描いた異色ミュージカル。監督は『フリーダ』のジュリー・テイモア。『ダウン・イン・ザ・バレー』のエヴァン・レイチェル・ウッドと『ラスベガスをぶっつぶせ』のジム・スタージェスが、主人公の男女ルーシーとジュードを演じる。33曲におよぶビートルズ・ナンバーと歌詞を通して心情を吐露するキャストの熱演、さらにはジュリー監督ならではの独創的なビジュアル世界を楽しみたい。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

イギリスのリバプールに暮らすジュード(ジム・スタージェス)は、まだ見ぬ父を捜しにアメリカへ。父の働くプリンストン大学へ出向いた彼は、そこで陽気な学生マックス(ジョー・アンダーソン)と出会い、意気投合する。さらに、ジュードはマックスの妹ルーシー(エヴァン・レイチェル・ウッド)と知り合い、恋に落ちるが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2007 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
(C)2007 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

「アクロス・ザ・ユニバース」驚きがいっぱいの独創的なミュージカル

 ビートルズの歌曲だけを使ってミュージカル映画を作る。陳腐なアイデアに思えるかもしれない。しかし、それを実現するのがジュリー・テイモアとなれば、話は別だ。彼女は舞台版「ライオンキング」でミュージカルの常識を覆し、「タイタス」「フリーダ」では斬新な映像センスでストーリーテリングの可能性を押し広げた鬼才。もちろんこのミュージカルでも、少しも期待を裏切らない。

 物語は若者たちの恋と友情を語る、ごくごくシンプルなもの。しかし、ビートルズの33曲がストーリーと登場人物の心情にピタリと当てはまり、60年代という時代そのものの豊かな表現になっている。しかも、曲ごとにガラリと色を変える語り口の多様性、独創性ときたら! 俳優たち自身のライブによる歌声は、ミュージカル嫌いでも思わず引き込まれるリアルな感情と空気感をたたえて見事だし、普通のミュージカルならダンスがもたらす躍動を、映像そのものが担っているのだ。しかも、この曲をそう使うのか! という、たまらない驚きがいっぱい。恋人ではなく、徴兵ポスターの語りかけから始まる“アイ・ウォント・ユー”(ヘビーな彼女の正体に注目!)や、イチゴ爆弾が炸裂する“ストロベリー・フィールズ・フォーエバー”など、テイモア印の大胆で爆発的な発想は見る者を圧倒。まるで万華鏡を覗いているような、めくるめくマジカル・ミステリー・ツアーに連れ出してくれる。(若林ゆり)

映画.com(外部リンク)

2008年8月7日 更新

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