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ラスベガスをぶっつぶせ (2008)

21

監督
ロバート・ルケティック
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3.39 / 評価:924件

解説

マサチューセッツ工科大学の数学の天才学生たちが、ラスベガスのカジノで荒稼ぎしたという実話を基にした大ベストセラーを映画化。オスカー俳優ケヴィン・スペイシーが製作と出演を務め、監督は『キューティ・ブロンド』のロバート・ルケティックがあたる。全米期待の若手注目株ジム・スタージェスが主演を務め、共演には『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワース、『マトリックス』シリーズのローレンス・フィッシュバーンらが名を連ねる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

マサチューセッツ工科大学の学生ベン(ジム・スタージェス)はある日、並外れた数学的資質を教授(ケヴィン・スペイシー)に見込まれ、ブラックジャックの必勝法を編み出した天才学生チームに誘われる。チームに参加した彼は仲間たちと日夜トレーニングを重ね、卓越した頭脳とチームワークを駆使してラスベガス攻略に挑む。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

「ラスベガスをぶっつぶせ」現実逃避ファンタジーとしては痛快な出来

 アメリカでは、かなり有名な話らしい。90年代、MITの学生たちがカード・カウンティングという高度な手法を用いて、ラスベガスのカジノで数百万ドルを荒稼ぎ。メンバーの一人がノンフィクションとして発表したこの実話を、ポップ&カラフルに脚色したのが本作である。

 カード・カウンティングというのは記憶力と計算力で確率を割り出すというものなのだが、しくみがわかりにくく、ゲームの描写にスリルが今ひとつ。しかも計算で堅実に稼ごうというのだから、イチかバチかというギャンブルの醍醐味も希薄だ。

 しかしそのぶん、映画は別のところでサービス精神を発揮。チーム内の不協和音、カジノの警備員との攻防戦、銭ゲバ野郎の馬脚を現す教授との対決。アメリカン・ドリームの落とし穴を見せる後半の展開にはヒネリがあるし、主人公のキャラクターを丁寧に描くことで、偽セレブと化して自分を見失ったベンの内なる闘いにもスリルが宿る。つまりIQは高くとも、人生のプレイヤーとしては未熟な若者の成長物語として、なかなかよくできているのだ。

 ジム・スタージェスが内面の葛藤をうまく表現して共感を誘い、おたく仲間のキャラと哀愁がいいスパイスに。またスペイシー扮する教授の下卑た邪悪キャラは、リアルでなくてもうま味たっぷり。人生の急流すべり的なアトラクション感があり、現実逃避ファンタジーとしては痛快な出来だ。(若林ゆり)

映画.com(外部リンク)

2008年5月22日 更新

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