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マンデラの名もなき看守 (2007)

GOODBYE BAFANA

監督
ビレ・アウグスト
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3.94 / 評価:237件

見えないものに意味がある

  • 一人旅 さん
  • 2019年1月2日 13時33分
  • 閲覧数 151
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ビレ・アウグスト監督作。

収監中のネルソン・マンデラと彼の担当看守の交流を描いた実話を基にしたドラマ。

南アフリカ政府の刑務官で2003年に亡くなったジェームズ・グレゴリーによる手記「Goodbye Bafana」を『ペレ』『愛の風景』『レ・ミゼラブル』のデンマーク出身の名匠:ビレ・アウグストが映像化したノンフィクション映画で、1964年~90年まで27年間に亘り刑務所に収監されていた弁護士:ネルソン・マンデラと彼の監視役に就いた看守:グレゴリーの人種の違いを越えた交流と友情の芽生えを描いています。

南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)や第8代大統領ネルソン・マンデラを題材にした映画には『遠い夜明け』『ワールド・アパート』『輝く夜明けに向かって』『インビクタス/負けざる者たち』など数々の名作が挙げられますが、本作は64年に国家反逆罪により投獄された反アパルトヘイト活動家:ネルソン・マンデラと保守的な白人看守の刑務所内における交流を軸に描いています。黒人への差別心を抱く看守とその妻が、自由と平等を追求するマンデラの平和的思想に触れてゆく内に、頑なだった彼らの心情に変化がもたらされてゆく様子が本作の肝になっています。40年代から続く国家の恐るべき過ちを、国家が大敵と指定する一人の黒人弁護士の信念と生き様を通じて認識してゆく過程が丁寧に映し出されているのです。そして、すべての国民を白人か黒人かの外見上の違いにより区別するのではなく、一個人と一個人の嘘偽りのない心の結びつきに向けた双方向の努力こそが国家の平和へと帰結し得ることを提示した、アウグスト流ヒューマニズム溢れる人間ドラマになっています。

主演はレイフ・ファインズの弟として知られるジョセフ・ファインズで、彼の妻をダイアン・クルーガーが熱演しています。マンデラ役は主にテレビシリーズで活躍しているデニス・ヘイスバート。感情の変化に乏しい理性派に徹した演技を貫いています。

詳細評価

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