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春よこい (2008)

監督
三枝健起
  • みたいムービー 43
  • みたログ 107

2.79 / 評価:29件

春は遠いようだ

  • jig***** さん
  • 2010年4月24日 8時38分
  • 閲覧数 372
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

誤って借金の取り立て屋を殺めてしまった夫は逃亡し、
残された家族は周囲の厳しい目に晒されて・・となると
思い出すのは「誰も守ってくれない」ですが、
あちらでは容疑者は捕まったところが違うくらいで
残された家族が肩身の狭い思いをしたという意味では
同じなのかなと思いました。


ただ、あちらの作品に比べると
激しい憤りを感じる描写もなく
居なくなった夫を早く忘れようとしている家族
という部分がリアルなのかなと思いました。
実際、身内が起こした不祥事は
周囲の者としてはすぐにでも忘れたいでしょうね。


忘れたいと思っても
子供が小さければ父親に会いたいだろうし、
妻としても表向き忘れたいと言ってはいても
どこかで夫を信じていたいと思うのは
ごくごく当たり前のことなのかなと感じます。


作品として地味な印象なので、
はたしてこれで観ている側に心の内まで
伝わるのだろうかと思うのですが、
そこは作品の意図をうまく読み取るしかないのかなと。
まぁ、そうは言ってはみたものの
この地味な流れにどうしても乗りきれず、
ついでに男が逃亡してしまったことに対する疑問から
感情移入もしにくいときたもんだ。


一応、犯人を追う記者やら刑事やらと出てきますが
こちらも犯人と同じく前に出てこない感じ。
もっとこうガッと喰らい付いてくるような
荒くれ猛者だったなら判官贔屓な私とすれば
犯人家族に感情移入できたことでしょう。
しつこい刑事ではあったはずなんですがね、
なんかそのしつこさがあんまり伝わってこなかったです。


激しさのないこの流れは
ある意味、日本社会を表しているのかも。
こういう事態に陥ったときは
この作品のようになるのは
むしろリアルな描写なのかなと思ったりしました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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