2008年6月7日公開

神様のパズル

1342008年6月7日公開
神様のパズル
3.4

/ 329

19%
33%
28%
13%
8%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(231件)


  • kab********

    5.0

    無限の宇宙と田んぼ

    鑑賞後に原作読みました。 そうすると、映画と小説の相乗効果で宇宙の奥深さをもっと臨場感をもって感じることできます。 ほぼ無限と言っていい広大で真っ暗な宇宙。 そこにポツンと浮かぶ地球。 無限の広がりに夢を感じつつも、 何か不安も感じてしまう ところ変わって、主人公が地元の田んぼを手伝うシーンがでてくる。 緑の田んぼにドンッと立つ そこにサンサンと降り注ぐ真夏の日差 なんだかすごく安心感がある。 明瞭な対比です。 読者は今までずーと真っ暗な無重力な闇の世界を漂わされていたのに 田んぼのシーンによって、しっかりと重力の大地に引き戻される そこにはまぶしいくらいの太陽の日差しがある あの時の安心感、 ちゃんと地球を感じられている。 映画自体は無駄なシーンも多いし、くだらないギャグも多い。 映画単品なら★2つくらいです しかし、原作とセットで読めば(映画鑑賞後がいいです)、大地と重力のありがたみを感じられる案外と奥深いところもあります。

  • wmj********

    5.0

    こんな映画日本でも創れるんだ

    こんな映画日本でも創れるんだという感じ。 誰が創ろうと思い、よくOKしたのか? 久しぶりに見返したが、最後にスタンドマイクがあるなんて最高!! 角川春樹は日本の若者を愛してるんだろうね。 ネガティブでも良かったけど、市原隼人最高だね️

  • アサシン

    2.0

    神様でもパズルでも無いが

    谷村美月の胸の谷間は観た。 それだけでした。 何の意味も感じないでした。

  • sev********

    2.0

    ↓のかたのとおり、「生徒」じゃないよ~

    学生、というところを「生徒」「生徒」って、、、引っ掛かりました。 この映画の試写会が甲南大学であったとき、挨拶で原作者の機本伸司 さんが「私もこの大学の生徒でした!!」と挨拶されていて、あ~あ、 原作者が間違えてるのか、とがっかり。 でも映画化に当たって、脚本家も知らなかったってこと? 俳優も誰も知らないん。知ってても言えないのかな。 最近、『十二人の死にたいこどもたち』を見て、保険金が加入後1年 過ぎたら自殺でも支払われるみたいな事実誤認があったので、 (まれに1年の会社もあるかもだけどかなり限られて安くなるはず) そういえば劇中で大学生を「生徒」「生徒」と間違ってる映画も昔 あったな、とこれを思い出したまで。 小学生を生徒というドラマもあるね~小学生は児童だからね。 先生は「ウチの児童が、」って言うよ。本物なら。 イメージでそれっぽい授業をしているフリ、というのは アニメでもサザエさんとかクレヨンしんちゃんのサラリーマンの 描写も、「会議が~」「書類が~」とか言ってPCをカチャカチャ するばかりなのもそうだなと。 原作者はあまり社会を知らずにイメージだけでサラリーマンを 登場させているんだろうね。 そういうの言い出したらキリないかな。 私だって知らない言葉や言い回しはいっぱい。 教えてもらえるとありがたい。

  • cyborg_she_loves

    1.0

    まるで教養番組のタレント教授ですね

     本物の大学の先生は、大学で学んでる人たちのことを「生徒」とは呼びません。「学生」です(「生徒」は小学校から高校まで)。  そいで、この穂瑞沙羅華という子。  最先端の物理学者にすら一目置かせ、不登校で人間嫌いの超天才……というわりには、物理学が全然駄目な綿貫に最新の宇宙論を説明するのに、数式をいっさい使わず、サボテンだの、ベートーベンの「運命」だの、サイダーの泡だのの比喩ばっかりを使って、そのわかりやすいことったら、まるでテレビの教養番組ににこやかに出てくる売れっ子のタレント教授みたいな説明ぶりですね。  この、ゼミで討論しているシーンも、まったく同じ。  素人相手の市民講座じゃない、ゼミ生の討論のシーンですよ。なのに、なんで全員が、数式というものをまったく出さずに、壁に貼りつけた絵を裏返したり、指を開いたり閉じたり、火をかけた鍋の絵を出したり、最初から最後まで比喩だけで議論してるの? この大学はそんなので単位くれるわけ?  万事がこの調子。  要するに、本物の大学も、ゼミも、物理学も、まったく知らないただの物理学オタクが、最先端の科学とか、大学のゼミとか、天才科学者とかについて抱いているイメージを、映像化しただけの映画です。  べつに、そうだとわかった上でなおかつ、面白い、とお感じになるなら、どうぞ存分にお楽しみになればいいと思います。  ただ、へえ最先端の物理学ってこういうことやってるのか、と、あんまり安易にお思いにならない方がいいとは思いますけれど。

  • hot********

    4.0

    言っていることは難しいけれど・・・

    なんかスケールが大きくてなんか面白い。 バカみたいな感想だけれど、そんな感じです(笑)

  • まー

    1.0

    スシ食いねェ(爆死)

    序盤から中盤にかけて、それなりに興味を惹く内容で、 ちょっと期待したけど、中盤過ぎから怪しくなり、 終盤はコント?人をコケにしたアホらしい結末でした。 SFだし、少しくらいぶっ飛んだ内容でも許せるけど、 台風の中で、シャリが崩れた寿司を食え→美味いか?は、無い! 結構な高さからダイブしてターミネーター着地とか、 都合よく目の前にあるスタンドマイク、 アンプもないのに大音響、脈略なしに歌いだす下手な歌… こんな糞演出は学芸会でもやらないかと(苦々々笑) つか意味のない演出や設定はカットしろよ! 双子設定なんている?インドロケなんているか? インドに行きたかっただけじゃね?公私混同するなよ! 谷村さんの無駄に乳強調とか何がしたいの? 臭い芝居でオラオラ言ってるだけの活舌の悪い主役もダメ。 褒める所を探すのも苦労しそ…いや、無いな! 原作の評判が良いので制作者が悪いのでしょうね… 調べてみたら、近年、糞映画を連発してるダメ監督。 何でこんな無能が大きな顔で映画撮れるの? なんか大きなコネとかあるの? 業界の闇を垣間見た気がしました… 映画を見るのに監督とか気にしない方ですが、 今後、この監督の名前があったら少し考えたいと思いました。 ★0にしたいけど、付けられないので★1です。

  • cha********

    1.0

    わー…ひどい…

    昔、本を読んだと思いますが、完全に忘れてます。 なんとなく手に取ったのでレンタルしてみました。 序盤はまあ、ストーリーはなんとか形を成していたと思うんですけど、市原隼人が酷すぎて。 デカイ芝居で言葉遣いも汚く大声でおらぁぁ!的な事ばっかり。 原作、こんなキャラでしたっけ? 部屋で弾いてるギターも死ぬほど下手だし。 谷村美月さん出てきてからも違和感。 言葉が合ってないんですよ。 僕が…とかはやめた方がいい。 胸元強調は、監督の趣味? それとも原作にあったっけ? 中盤過ぎてから、完全にカオスです。 もう、ストーリーも何もあったもんじゃない。 C級ホラー映画のノリって感じです。 どっか高い所から落ちて、天井を突き破ったにも関わらず、ギター構えて着地… そしてカオスな歌唱。 原作にあった…?? 谷村美月がその歌唱を見た挙句、宇宙を作るのをやめ、外に飛び出し、高いところから落ちそうに。 それを見た市原隼人、谷村美月にタッパーの寿司を差し出し、食いねぇぇぇえ!!! まじか… とまあ、カオスな映画でした。 カオスでも、面白ければいいですよ… これは最悪です。 意味のないコメディとしても成り立ってないので、とっ散らかってるだけです。 二度と観ません。 市原隼人さんはこの映画に出た事、演技も自業自得な気がします。 他にも天使の卵とかいう、恐ろしく残念な映画もありますね。 現在の市原隼人さん、知りませんけど変わってないなら、役者やめた方が良いかも…。 谷村美月さんは、かなりの黒歴史じゃないかなぁ…これに出たの。 なんのメリットもなかったと思います。 ま、でも、全ての責任は監督でしょうね。 三池崇史監督、たくさん映画撮ってますけど、驚くほど低評価揃いです…。 ほんと二度と観たくない類の映画でした。

  • jir********

    1.0

    ビッグバン起こらず

    前半は知らない物理理論なんかを知れて「これが物語にうまく絡まって最後まで魅せてくれたら、きっと面白い映画になるはずだ」と思わせてくれる しかし中盤の、ほぼ誰もついていけないだろうと思われる市原隼人の宇宙の起源の説明辺りから急速につまらなくなっていく 「無限」と呼ばれている原子をぶつけ合う、富士急ハイランドのFUJIYAMAのようなデカいマシンを天才少女演じる谷村美月が、無断で作動させる事になるのだが、ここのスペクタル感がいきなり幼稚になる ハリウッドの大規模なアクションがやりたいが、お金も技術も無いので、B級臭がハンパなくなる そもそも、そこを目指しても勝てないから学園ものとかいわゆる身の回りの四畳半物語で勝負してきたはずなのに、急に方向転換をし始める 物語上そういうシーンが必要になってくるのは分かっていたが、一時間弱近く延々やられるとは思わなかった なので、ただでさえどうでも良くなって来ているので元々気になってた俳優陣の酷い演技がますます目につくようになってくる 市原隼人はどの映画でも同じ演技しか出来ないのに双子の二役をやらせるから、違いが全く出てないし 谷村美月のクールぶる役もわざとらし過ぎる 天才帰国子女の役をやるなら英語のセリフはあと百万回は練習してこい 英語が話せない素人でも発音がカタカナ英語だと分かる、しかも一小節くらいの長さなんだから頑張れよ と、見ていて誰もが思うだろう 中盤に、ちょい役で小島よしおが出てきたた後に、市原隼人にさりげなく「そんなの関係ねぇよ」と言わせた辺りの幼稚な演出で観るのをやめれば良かった 今思えばあれが判断基準になっていた 下手くそな演技、無理のある脚本、 くだらない演出、これじゃあビッグバンは起きるはずなく、いつもの時間泥棒の日本映画と同じでした

  • yos********

    5.0

    ネタバレコントを観ているような

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tai********

    5.0

    神様と言えばパズル!!

    好きなタイプである、沙羅華!!。 “復讐者に憐みを”のヨンミも“ドラゴン・タトゥーの女”のリスベットもそう(ロリくさいのばっか)。 悲劇!!+ギャップ+えろす。この3つが好きだ。 いろいろ苦しい撮影だったと焼き芋食べながらあるインタビューで答えているが、谷村の男言葉というか、男装言葉が自然で最高。大好きな”天才キャラ”だし、あの水色ジャージと共にとても楽しい。 変にヒロインとか狙わずに楽しさ重視わき役上等でレディー・ガガばりのインパクトを求めて差別化をはかって欲しい、無理しないで。 ”BUNGO”のほのぼの田舎セクシーも超上手かったw。ドラえもんみたいで可愛い。インドやタイ方面の映画などに出て、弾けてほしい。 そして、そんな谷村に存在感で全然負けてない市原隼人がスゴイ。 彼の笑いの?センスも好きだ。 説得力のある?無茶苦茶楽しいストーリーのうえで、若い野獣2匹のガッチガチの演技バトルに大変上がった。 谷村美月ベストワン作品をよかったら。 (超わき役の小島よしおも良かった。あーいう、チョイ役が上手いと非常に映画に奥行が生まれる、などと知ったようなことを。)

  • kjk********

    4.0

    粒ぞろいな良作とは

    こういう作品を言うのだと思います。 自分は内容にもなっている科学や、宇宙を作り出す理論、など 詳しいことはあんまりよくわからないし理解できないんだけど なんだろうな、こういう感覚的に訴えてくる感じ好きだなぁ。 言葉や台詞で大切なメッセージを伝える映画もあるけど それとは違う作品。 そして何より粒ぞろいな俳優さん、内容、歌など いろいろな掛け合いがひとつの良作を生み出すのですね。 ラストカットが最高にいいです。

  • kiwa

    1.0

    ちょっと難しい

    んー、バカな私としては少し難しい...

  • dog********

    3.0

    ネタバレ終わり方がなちょっと、もったいない

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • gan********

    2.0

    文型人間には理解不能

    今話題のケツの穴のちっちゃい男、市原隼人出演。 谷村美月かわいいんやけど口調が男っぽ今回の役はあってない。 理系用語ばっかでついていけなかった。

  • apo********

    5.0

    ヴェートーベンの第九は世界を救う。

    いきなりだが、三池崇史監督はあんまり好きではない。 彼の撮る映画の題材はいつも素晴らしい。こんな映画が見たいんだ!と 思わしてくれるような映画を撮ってくれる。でも、実際見てみると 「何で、ここをこぉするの?」と嫌な気持ちになることが多い。 そして、市原隼人は大好きだ。日本の人気イケメン若手俳優は今 いっぱいいるが、彼が一番好きだ。顔、演技、しゃべり方、ファッション 全てが度ストライク、彼が存在しているだけでその作品は何か光っている。 最後に「宇宙」、「ロック」最高に興味がある。 何故なら僕もこの宇宙でロックをしている人間だからだ。 だから、この映画を見に行こうか見に行かないか迷った。 題材は良いけど映画自体は求めてるものと違うんだろうな。と思い、 しかしまぁ今日、見てみることにした。 序盤から、まさにそんな僕の予想は的中した。市原隼人が町中でギターを かき立てる最高に格好良いシーンに、安っぽい宇宙の映像をシンクロさせる。 そして、全然ロックじゃないタイトルの出方。いきなりげんなり。 やはり、これも「何か違う」映画なのか?そして、「何か違う」快進撃は続く。 安っぽい演出、安っぽい音楽、安っぽい演出、安っぽいギャグ。 僕に残るのは市原隼人の魅力だけ。彼は本当に輝いている。 が、話が「宇宙」の「哲学」だけではなく、「この地球で生きる意味」についての 哲学にまで広がってきたとき、見方が変わってきた。後半になるにつれて 前半やってきた雰囲気が覆される。この映画、予想以上にいろんな事に迫ってくる。 「宇宙」というものを考えたとき、それはロマンであり夢である。 しかし、「宇宙」は同時にあらゆるものをちっぽけにはかなく思わせる、 巨大な悪夢とも言える。馬鹿でかい宇宙の前に我々人類なんて存在の意味まで 疑わしいほどちっぽけではかない。そんな宇宙という全体像を考えず、 地球というからで必死こいている現代人を強烈に皮肉ったりもしているし、 逆にそぉいう「理系」的感覚でしかものを捉えることの出来ない「天才」を 皮肉ってもいる。この作品の扱っているものはかなり危険で、かなり壮大。 映画的感覚でこの映画を評価するとき、僕はこの映画は大嫌いだが、 哲学的感覚でこの映画を評価するとき、それは今までにないオリジナル性と 良い意味で「詰め込み過ぎ」の見応えたっぷりの傑作と言える。 確かに三池監督は予想通り僕に「何か違う」ものを見せてきた。 しかし、今回は「良い意味」で何か違うものを見せてきたと評価する。 結局、この映画が出す答え、「何でも良いから良い感じに生きろよ」。 天才なんていないし、凡人もいない。みんな良い感じに生きている。 壮大なものを綺麗事で片づけているのだが、これもまた「良い感じ」に片づけている。 そんな当たり前のことを当たり前にイッチーが爽やかな語り口調で教えてくれる。 地球を救ったロックの少年は、結局寿司屋になった。 寿司、ロック、人工授精、宇宙、農家、ネット、あらゆることが一つになった。 良いんだ、そんな「でかい」男が結局寿司職人になっても、本人が満足してるし。 宇宙の誕生の説明として、ヴェートーベンの「運命」が紹介される。 「俺は第9の方が好きだけど」とそんな時イッチーが言う。 「私も同意」谷村美月がさりげなく言う。そんなさりげないシーンが、 ラストのイッチーのギターソロのロック精神爆発シーンに結びつくから感動的だ。 その時に、平然とそこにある「マイクスタンド」、 正直、この映画でロック精神に関しては描きが浅い。でも、あのロックシーンは たまらんほど格好良い。「クローズ」の戦闘シーンより格好良い。 世界はロックなのだ。宇宙はロックなんだ。結局、寿司もロックなんだ。 そして、激しいロックは、孤独な天才少女の素直な笑顔を生んだ。 よし、これは良作、ぃやなかなかの傑作と評価しよう。

  • zin********

    5.0

    見よ!サイエンス物のお手本の様な快作だ!

    原作の魅力を、きっちり形にし、 かつ“自分達の色”に、見事に改変している。 原作ものの映画化かくあるべし。 さすが、 三池×NAKA雅MURA(脚本)の、気心知れたコンビ。 この小難しくも爽やかな原作に、一筋のおバカさを加え、 見事な娯楽作に仕上げた。 話は、物理学用語のオンパレード。 そりゃそうだ。 宇宙の誕生を理論化する所から、話はスタートする。 小難しくて退屈と思われるだろうが、何の。 “超ひも理論”“M理論”等々、 ここまで噛み砕いて見せてくれる。 アホさも加え。 何とそれは、痴話ゲンカの“再現図”と同じレベルで、である。 この豪快さと大胆さに圧倒され…見てしまう。 さて、これで数々の物理理論が判ったかと云うと、 やっぱり判らん。 それで良い。 そんなものが面白い訳がない(失敬)。 例えばSFやファンタジー映画。 それらの膨大な裏設定も、よく判らんものが多い。 設定は、物語の本筋を面白く見せる為の、 舞台裏に過ぎない。 世に有名なファンタジー・SF作も、 見所(面白い所)は、きっちりアクションや、 人間ドラマだったりする。 設定は、それに拡がりのある世界観を載せるスパイスだ。 それをクドクド見せられては興ざめ。 だから今作は、 『宇宙は無から生まれた。なら、もう1度創り出せるか?』 それを、もっともらしく見せる為の、 作者の創造も加えた“ウンチク”と、見跳ばせば良い。 そう観せている。 判らなくても、判らない世界である事が判れば良い。 今作の見所はそんな所じゃない。 原作小説は、 落第生である主人公の日記形式。 だから、物理論もレベルを下げて解説される。 だったら、映画じゃここまでやろう! …それが今回の映画版主人公、綿貫だ。 ミュージシャン志望の、寿司屋のバイトの、 目つきの悪い、片想いに燃え、バリバリアナログな、 物理学とは完全対象な男。 この改変が、 もう1人の主人公ホズミサラカとの、 絶妙な面白さを、次々と創り出して行った。 人工受精により、 天才として生まれるべくして生まれたサラカ。 原作の“穂瑞沙羅華”をカタカナ名にした、芸の細かさ。 サラカは“人とは違う”“責任”を持って生まれた…。 少なくとも、本人はそう思っている。 しかし感情を見せない16歳の少女。 対してハート(だけは)熱き男、綿貫。 そんな2人が互いに、 少しずつ“相手の世界”に興味を持つ様。 これが見所なのだ。 サラサは、 自分に課せられた重圧に苦しんでいる姿を、 とつとつと見せ出す。 『自分を天才と言った事はない!』 憤然と言い切る彼女が痛々しい。 “天才”とは、周りが無責任に付けた“責任感”だと。 綿貫のみに見せる、そんな本音。 こんなものが、我々を映画にドンドン惹き込んでいく。 そうして、2人の織りなすクライマックス! 『何故生まれてきたのか?』 大粒の雨。 サラサの叫び。 それを見過ごす様な男は、ロッカーじゃない。 綿貫は、サラサに欠けているものを、ちゃんと持ってる。 それは時に“直感”であり、“魂”であり“歌”だ。 『生きろ』『感じろ』。 そんな生臭いセリフは、この映画には不要! そんなものが、この物理少女に、 この世界観に浸った我々に届くものか。 だから、あのセリフになった。 あのシチュエーションになった。 シーンに全くそぐわないセリフを投げてよこした。 言葉なんか何でもよいのだ、と如く。 伝えるべきは熱きハート! この見せ方。この感性。 見事である。 ダダをこねる子猫をあやす様な、 不思議なその光景は、逆に全くもって感動的だ。 “よろこびの歌”とベートーベン。 ロック魂と江戸前寿司。 最新粒子加速器と、田んぼ。 いつの間にか、当然の様に“そこにある”マイクスタンド。 こんな不協和なものが、 宇宙創造と云う一大事の中で、 作品の中に混然一体と存在して、違和感なく、 ついにはそんな感性が、クライマックスで爆発する …そんな映画。 様々な批判を受けながらも、 感性のまま作品をぶつけて来た、 三池監督ならではの爆発だ。 これが三池だ。 文句あるか。 サイエンス要素を軽くいなして見せ、 ちょっと変わった主人公達と、 大分大それた、宇宙創造パニックムービー。 ひたすら裏技を使いながらも、見事に人間描写をも描き切り、 後に残るのは、ハートウォーミングさとロックな魂。 そんな計り知れない、奇跡の様な傑作である。 谷村美月の姿体を、きっちり見所にする三池節。 ボツリボツリとしゃべる、市原隼人のハマり方。 インドで、同時進行“青春”していく2役の弟。 世界は生きている。 弟もサラカも生きている。 決して部屋の中だけが、人生ではなく、宇宙ではない。 ロックな心は、1つの“宇宙”に響くのだ。

  • sin********

    5.0

    最高です

    原作は読んでません。 苫米地英人氏が好きで観てみました。 宇宙もの映画の中で一番好きな作品です。 人間が宇宙なんてものを考えるときには、ジョディフォスターのコンタクトでも描かれてたように、理論だけでなく自我や宗教といった自分の存在意味など、根源的な問いが同時に沸き起こりますよね。 それらをひっくるめて、コミカルな要素を入れつつ、ここまで纏め上げたのは素晴らしいの一言です。ラストシーンで笑って泣けた稀有な作品です。 自分とは?宇宙とは? 誰しもが一度は考える命題に対してひとつの答えを提示する数少ない作品です。

  • umi********

    2.0

    盗撮の話は、必要だったの?

    原作はSFファンタジーではあるが、ラブコメディーでは無いと思う。どちらかと言うと物理オタク、ないしは宇宙オタクの作品。だから映像化する際には小難しい物理用語をどう処理するかがポイントかなと思っていました。 実際作品は原作と比べ、主人公が双子の出来の悪い方だったり、妄想コメディの要素を入れたり、工夫がされている。 逆に、そうした色づけをしても、物理用語と説明は必要で、主人公の心情を反映する田植えの意味も不明確になり、音楽と物理の関連もあまり出てこない。 盗撮の話は、必要だったの?単なるファンサービス? 一方で、「むげん」が具体的に映像で見れたし、エンディングは原作よりこちらの方が良いと思う。

  • yam********

    4.0

    とても好きな映画です。

    宣伝に釣られて映画館に行きました、その館における初日だったと思います。良い席で観たいから予約までして行ったのに、3人しかいなかった(笑)。 感想は・・・ とっても良かった、大好きな映画です。 次の日にもう一度見に行きたくなりました、さすがに行かなかったけど。 先日久しぶりにDVDで観て、やっぱり面白いですね。 後半が強引な展開過ぎてついていけない方も多いようですが、私はエンターテイメントとしてこの位ムチャクチャなのもそれはそれで面白いと思いました。 まぁ目の前のモノを単純に楽しみたいタイプなので評価は甘いかもしれませんが・・。 原作を読んでいませんが、きっと大きく逸脱しているのでしょうね。 また一年後位にでも観てみようかな。

1 ページ/12 ページ中