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ぼくの大切なともだち
2008年6月14日公開

ぼくの大切なともだち

MON MEILLEUR AMI/MY BEST FRIEND

962008年6月14日公開

jir********

4.0

友達の条件

おじさんが友達作りに奔走する話し。 なのですが、普通根倉なコミュ障が主人公だと思うじゃないですか。 それでオタオタしてしまって笑いが起こるコメディかな、と。 そしたら違くて主人公は美術商のセレブなオッサンで、物にしか興味を示さない冷徹なクズ。 周囲の人間も彼には強烈で「お前なんか友達じゃねぇ」とか皆口々に言うわけ。 お前どんだけ嫌われてんだよ、って(笑) で、このオッサンも、親友を期限までに連れて来られたら賭けに勝てる、というただの現象での勝負を仕事のパートナーとしてるだけだから当然友達なんて出来ない。 しかし、そこでいつも利用していたタクシーの運ちゃんと関係を持つことになるのだが・・・ これが二転三転するストーリーで、クライマックス部分になると伏線が次々と回収されていくので心地好い。 予定調和の針の穴を通すような奇跡に近いやらせ展開になっていくのだが、作品のテーマを伝えるには効果的だし無理矢理涙を誘うようなものでもないので、私は全然許せた。 作品を観た後の爽快感が高いので、上から目線で言えば「うまく騙されてやるかな」という気持ちになる。 古代ローマ人は友情が最も貴いと考えていたらしい。 気になってたけどついそのままにしてしまっている久々の友人にでも連絡してみようかな、という気持ちになる。

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