2008年4月12日公開

今夜、列車は走る

PROXIMA SALIDA

1102008年4月12日公開
今夜、列車は走る
4.1

/ 17

35%
35%
29%
0%
0%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(12件)


  • vitality

    5.0

    アルゼンチンの映画です。

    南米の映画は悲しみの中に少し希望を見出せる作品が多いですね。 この映画もそうです。 終盤までは淡淡と話は進んでいきます。 最後の15分程でこの作品が評価されていることに納得します。 ベネズエラの「黙して契れ」という映画も同じように悲しみ、希望というのが描かれています。 本作に心動かされた方は是非観て下さい。

  • iha********

    5.0

    今年のベストテンを狙える秀作

     暗い映画だと思って敬遠していたが新聞の映画評などで評判が良いため遅ればせながら見に行った。昔のピエトロ・ジェルミ「鉄道員」のスト破りのイメージとは大違いで、現代の日本にも通じる民営化による失業問題の苦悩を的確に描いている。厳しい現実を反映した5人の家族のエピソードが素晴らしい演出と演技に支えられ、引き込まれるように画面に見入ってしまうのは作品として素晴らしい証拠。感動的なラストの列車を走らすシーンでは子供たちの出番が少なかったのにという見解もあるようだが、私には家族という単位でのエピソード集合体であるから何ら違和感がなかった。2004年度のアルゼンチン作品が現在でも世界各国で上映され続けている理由が良く理解できる。私の中では久しぶりの高評価作品でありベストテン入り確定である。

  • タダラフィル

    4.0

    ネタバレ不平をいう暇があったらこの映画をみてね!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tag********

    5.0

    ネタバレふいにあらわれる希望

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tok********

    3.0

    魅力的な俳優たち

    題材はとてもいいのになんだかわかりにくい部分があって、いまいち入り込めず・・・。 それぞれのキャラクターや家族、生活、などはとてもよく描けているだけにもったいない。 鉄道会社を自主退職に追い込まれた(拒否した人も一人)男性数人とその家族がでてくるが、そのうち2人がなんだか似ていて、最後の方までずっと同一人物だと思っていた。 (タクシー運転手になる人と、テレビ出演する人) 他の人の感想を読んでも、この2人の区別がつかないという感想は見当たらないので私だけみたい・・・・。 あ~、残念。これがなかったらもっと入り込めたと思う。 もう一度見たら、きっとこの2人を間違えた自分に驚くんだろうな。 すっかり思い込んで観ていたから・・。 さらに違う時間の話を同時に進めている事が少しわかりにくいし(上記の間違いのせいか?)、その撮り方がぜんぜんプラスになっていないし、いかされていないと思う。 この多少のわかりにくさのせいと、子供たちの描写が少ないせいで、ラストの子供たちの行動がちっとも響いてこなかった。 さぁ、くるぞ、くるぞと期待が大きすぎたかなぁ。 やっぱりマテ茶がでてきた。 前に観たアルゼンチン映画「ボンボン」でもでてきたけど、アルゼンチンでは欠かせないお茶なんだろう。 ★Wikipediaによると★ マテ茶は、南米を原産とするイェルバマテ (yerba mate または hierba mate) の葉や小枝を乾燥させた茶葉に、水または湯を注ぎ成分を浸出した飲料である(地域によってはイェルバマテを使わなくても乾燥茶葉に水や湯を注いだ飲料を一般にマテと呼ぶこともある)。 ビタミンやミネラルの含有量が極めて高く、飲むサラダとも言われている。このため、コーヒーや茶と同様の嗜好品ではあるが、単なる嗜好品の枠を超えて、野菜の栽培が困難な南米の一部の地域では重要な栄養摂取源の一つとなっている。 日本茶に緑茶とほうじ茶があるように、マテ茶の茶葉にもグリーン(緑茶)とローストしたものがある。味わいはグリーンの場合、多少の青臭みと強い苦味を持つ。ローストは焙煎により青臭みが消え、香ばしい風味が付加される。ローストした茶葉は水出し用に利用されることが多い。 なんかもったいない出来上がりの作品。 と言うよりは私の見方が下手だったのかな。

  • sav********

    3.0

    ◇ ??国鉄OBご推奨?? ◇

    レビューでの採点も高く、 アルゼンチン作品というのも、 気になり、劇場へ行ってきました。 ☆彡  ☆彡  ☆彡 監督、同作品が長編デビュー作とのこと。 帰ってきてから、それを知ったのですが、 「だったら、仕方がないかな」と降参しました。 ラスト、 そこまでのシーンをまともに見ていなくても、 そこだけで感動して、涙が出てきます。 イコール、 そこに至る過程、前置きが長すぎ。 鉄道が民営化により廃止されてしまう。 鉄道会社に勤めていた5名の生き様を描いていく。 自殺者、タクシードライバー、 上手く皆を丸め込んで裕福に暮らす者など。 ラストから逆算して、 わざと沈鬱に作ったのかもしれないが、 画面が暗いし、セリフのリズムが単調で、 もう、眠気を堪えるのに必死だった。 うしろから、イビキも聞こえてきた。 途中退席してしまった人もいた。。。 ☆彡  ☆彡  ☆彡 おそらく、 ラストシーンが、 かなり泣けるので、 評価が高いのでしょうが、 そこに辿りつくまで我慢をする、 との、課題が、最初に与えられます。 なんだか、 キレイな初日の出を 見たいがために、キツイのを 我慢していどむ、登山のような作品でした。 頂上で見る、 「初日の出=ラストシーン」は 実に、熱くて、綺麗で、感動しますよ。

  • uri********

    4.0

    悲しき鉄道の臨場感が漂う

    アルゼンチンの映画を観るのは初めてだと思います。スペイン語の映画でした。 私の無知なのか?俳優も誰一人として知りませんでした。 それだけに、変に俳優という存在感がなく、ドキュメンタリーみたいに観られました。 国営鉄道で真面目に働いていた鉄道員が、民営化・突然宣言される赤字路線の廃止で、職を失ってしまう。ストーリーは5人の鉄道員のその後を淡々と追いかけてゆくといった感じです。 変な悲劇や感動の演出などは感じられず、ただ淡々と・・・・・ でも自殺や詐欺にあったり、皆転落の道をたどってゆきます ・・・真面目に生きてきた鉄道員達は不器用で、なかなか上手く世の中を渡れないようで、 転落してゆく・・って、何か、最近日本でもこんな事が起こりがちな感じです。 良いこと無しの暗い雰囲気が、バックに流れる淡々としたピアノのBGMによって より臨場感たっぷりに感じられます。 アメリカ映画には無い演出のように感じられました。 ラストは、決して明るい最後ではないのですが、真っ暗な中でやっと、ほんの少しだけ、 光が見えたような、胸が締め付けられるような、感じでした。 あれは、理不尽に職を失った鉄道員やその家族・町の人々の 心の叫びだったのでしょうか。 不思議な感動を覚えるラストシーンでした。

  • Komachito

    4.0

    予想通り、良かったです

    10年余り前にバックパック背負って、何度かアルゼンチンを旅した。 アンデス山麓を走るバスの窓から、廃止された鉄道や鉄橋の跡をたくさん見た。 その陰にこのような物語がきっと沢山あったのだろう。 日本の国鉄民営化の時にも、数々のドラマがあったのだと思う。 ちょっと高倉健さんの顔がダブって見えた瞬間があった。(ポッポ屋?) かつて日本にも多くの誇り高き国鉄マンがいた。 自殺したという話は沢山聞いたが、強盗になった人はいたのだろうか? やはり地球のあちら側とこちら側では、怒りの表現が違うのか? もちろん今でも闘い続けている国労などの人々がおられることは知っているが…。 俳優たちがそれぞれいい味を出している。あちらでは有名な人なのだろうが、 私は一人も知らないので、まるで本物の鉄道員であるかのように感じた。 日頃、お笑いやバラエティ番組でふざけている、なじんだ顔が、 いくらシリアスに演じていても、 感情移入するのは難しい。その意味で日本映画は厳しいなぁ…。 などと、色んなことに想いを巡らしているうちに「列車は僕たちのものだ!」 と書かれた列車が走ってきて、エンドロールとなった。

  • pqq********

    4.0

    子供達は、世界の現実に反応した

    「誰もこれに反応しないのはなぜなんだ  もうたくさんだ! となぜ言わない」  国鉄をリストラされて鉄道工場跡に住み着いた老・整備士が、遊びにやって来た同僚の息子に言うセリフです。  私がこの映画を知ったのは、『世界の車窓からDVDブック・アルゼンチン編』のブック内で、この映画が紹介されていたからです。  鉄道の映像にも期待していたのですが、あまり出てきませんでした。でも、この映画を見られて良かったです。映画館を出た後からジワジワと考えさせる映画です。  予告編では、躍動感ある音楽とともに、鉄道がスタイリッシュに登場しますが、実際は動いている列車は、最初の頃に少しと出てきて、当分は出てきません。  その代わりに、リストラされた鉄道員と、その家族のウダツの上がらない日常が、淡々と描写されます。その分、ラストで、関を切ったように盛り上がる・・・といっても、ハリウッド映画のような事はありません。  ただ、グローバリズムのせいで国鉄が民営化されたとも言えるのだから、グローバリズムの権化たるハリウッドがこの映画を作っても説得力が無いわけで・・・。この映画がミニシネマであるいう事も、この映画に説得力を与えます。  彼ら元国鉄職員の生活は本当に切羽詰っていて、アルゼンチン人に欠かせないマテ茶も、ほとんど登場しません。『世界の車窓から』では、「マイ茶器」を持ち歩いて、お湯を入れては、列車の中でもチューチューすすっているのに。  キャラクター達は、過度なマイナス思考も、過度なプラス思考もなく、淡々と生きており、そこがリアルであり、退屈でもあります。  これはハリウッド映画のように、受身で楽しませてくれる映画ではありません。  今の社会と世界のあり方に、問題意識を持っている方にお勧めです。  映画の最後で子ども達が起こした行動は、単に彼らの親たちのに目にとまっただけではなく、グローバリズムに巻き込まれる世界中の国々で、その恩恵を受けられずに生きている大多数の庶民に、何かを問いかけるでしょう。  時流の流れと称して、様々なものを民営化し、民間に委託・丸投げし、格差を広げてきた我が日本も、その例外ではないと思います。老整備士の「鉄道が無くなった。そして国も。無いのと同じだ」というセリフが旨に迫ります。  子ども達は、世界の現実に反応し、「もうたくさんだ!」という思いを、大人たちに突きつけたのです。

  • sos********

    5.0

    温かい勇気が出る作品です。

    暗くて重い映画を想像していたのですが、それだけの映画ではありません。辛く厳しい状況に、大人はもがき、子供は絶望の先にあるものを必死に見出そうとする姿に、ただただ泣けてしまいました。

  • y_s********

    5.0

    青春の輝きが退屈な人生を覆す

    渋谷、ユーロ・スペースでアルゼンチン映画「今夜、列車は走る」を観る。不思議な映画だ。どこまで監督の計算なのか知れないが、映画はひたすら、(あたかも実生活が多くの場合そうであるように)グダグダに退屈。それが終幕の五分か十分で目くらめくような光芒を発揮するのである。突然に青春の炎のように。これはタマラン。

  • nya********

    5.0

    力強く、評するに多言を要しない

    次世代のケン・ローチという評もある。確かに今後も注目したい監督です。 力強いメッセージが伝わり、評価するのに多言を要しないと思いますが、こういった作品はまた、評するのが難しいとも思います。 少年たちが行動を起し、列車を走らせることに未来がよくあれという切望とともに、唯々諾々と運命のように現実を受け入れてきた大人たちを告発するかのようでもありました。 元鉄道員と家族の各人各様のエピソードには哀愁とおかしみとがあり、全体的に重い雰囲気の作品ですが楽しめもしました。

1 ページ/1 ページ中