あらすじ・解説
中国北部の寂れた町・西干道に住むファントウ(チャン・トンファン)は、家族で観に行った舞台で踊っていた少女シュエン(シェン・チアニー)に淡い恋心を抱いた。同じように兄のスーピン(リー・チエ)も、北京から来た孤独で都会的なシュエンに興味を持ち、2人は秘かに接近していく。
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作品レビュー(19件)
- tig********
2.0点
文革終了後の中国を舞台に書いてるが、実に単調。泥棒少年と銅を盗んで捕まり踊る姿が見たかったと自白。そのシーンが終わるや恋に落ちるとか。不思議な展開ばかり。少年の案の定の結末もなんとなく予想がつき、つまらない。
- yok********
5.0点
その頃の中国ってどうだったんだろうと、興味を惹かれて鑑賞。 画作りの美しさもあったが、脚本や役者さんの演技が秀逸で、ほのかに感動しました。キスシーン一つないのに、見事な構成で切ない恋愛が描かれていました。 お母さんも切なかった。
- dkf********
3.0点
これも文革時代を描いた一本で、重厚感あふれる中国映画の佳作。 まず、暗くて重い雰囲気ただようこの作品が2008年制作というから信じがたい。中国映画の金字塔「芙蓉鎮」が1987年制作だから、それと同時期の映画だと言われても疑わないだろう。照明を落とした薄暗い色調、重厚な構図など1978年当時の中国を覆う時代の空気感までも計算されたような映像は本当に見事だ。監督リー・チーシャンは名門北京電映大学では美術学科を卒業しているそうだから、画へのこだわり、美的感覚は相当高いものが見て取れる。当時を知る中国人が観ればおそらく強烈なノスタルジーを感じるに違いない。 問題は演出。いわゆる純愛モノなのだが、ストーリーには映像ほどの魅力と深みが感じられないのが残念だ。本作の場合、「テンポが悪い」という否定形ではなく、「ゆっくりとした語り口」という肯定形で表現した方が雰囲気的にしっくりくるが、ストーリーに起伏が少ないうえ、展開が遅いので、結局は映像だけで引っ張る時間帯が多くなるのが難点。あまりにも正攻法で丁寧すぎる演出が単調になってしまった印象は否めないが、このストーリーテリングの手法さえ工夫すれば、間違いなく傑作レベルになりえるクオリティだ。 娯楽的要素はほとんどないので一般受けはしないだろうが、とにかく画面から溢れ出る「傑作感」は半端なく、ストーリーは忘れても、画だけはいつまでも覚えているような作品になると思う。個人的には★3.5としたい。
- agi********
5.0点
素晴らしく美しい風景が眼を奪う 北京から来た少女への青年の銃愛が 濾過させて純粋に描かれる 中国映画らしい淡々として娯楽性をそぎ落とし 見事に成立させているのは驚愕 少女が徐々に青年の純粋さに心惹かれていく ここも静かな語り口 純粋な行動が田舎町の慣習に排除されていくシーンが悲しい 素晴らしい 記憶に残すべき名作
- rod********
3.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。
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