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同級生 (2008)

監督
深川栄洋
  • みたいムービー 53
  • みたログ 81

3.30 / 評価:30件

ベタな**ものの見せ方とは

ネタばれ設定にしたので最初に書きます。
∩( ´Α`)< 先生、「この作品のヒロインは死んじゃいます。」

そりゃそうだ、あのフライヤー見れば相手役の女の子:早川希実(桐谷美玲)のほうが病人だってことは分かっちゃいます。ということは、この監督、最初っから病気もののベタなストーリーだということをOPENにした上で、あえてその展開と見せ方で勝負していることを宣言していることにほかなりません。いわゆるオープンリーチってやつですね。

観た後の感想ですが、役者は及第点、そのかわり脚本と演出は少々力技っぽいですが工夫してみせてくれていました。結果、評価は★★★★です。


前半はかなり「やっちゃった(ノ∀`)アチャー」感ありありで、しかも一進一退でちょっとイライラします。ただ、セリフではなくメールの文面にしたのは正解だったと思います。役者の力量を補うという意味でもそうですが、伝えたいけどやっぱりやめようかっていうためらいの部分も視覚的に表現するには効果的でした。つまり、そこらへんの安い映画よりもよっぽど携帯やメールをうまくツールとして使っているわけです。

これが終盤、特に最後どうやってこのストーリーを閉めるのかと思いきや、妹:早川由紀(桜庭ななみ)の存在をうまく使っています。ここについては、あえて内容を書きませんが、種明かしを2段(人に寄っては3段に見える人もいるかも)に分けて描いています。ここは上手かったですね。

こういう展開、どこかで観たことあるなって思ったのですが、ありました、「虹の女神」。あれも後半まであまり展開が進まないのですが、最後の最後で一気に畳み掛けてくる内容でしたが、今回も同様です。



役者については最初に書いたようにほぼ及第点でそれ以上でもそれ以下でもないですね。逆に言えば、脚を引っ張っている人もいません。ひとリ取り上げるとすれば、まともに演技している感がありすぎるヒロイン桐谷美玲よりもその妹役の桜庭ななみのほうが魅力がありますね。彼女が演じた由紀の柴原潤(中村優一)との距離設定が序盤と中盤以降でブレているのが、かなり残念ですが(もちろん脚本のせい)、桜庭自身はいいものを持っていると思います。うまく言えないのですが、なにかやってくれるんじゃないかという予感みたいなものを感じさせてくれる雰囲気はありました。


この映画のもう一つのテーマは『生きることの意味に対して逃げてはいけない』ということ。実際中盤で主人公のメール文面に出てくることからもこの推論は筋違いではないでしょう。あなたはちゃんと今日生きていることに感謝していますか。特に病気もの映画アレルギーの、そこのあなた。

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