2008年6月7日公開

シークレット・サンシャイン

SECRET SUNSHINE/密陽

1422008年6月7日公開
シークレット・サンシャイン
3.9

/ 280

36%
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18%
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6%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(107件)


  • エル・オレンス

    4.0

    ネタバレ後半のチャン・ドヨンのあの表情は凄い!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • nin********

    4.0

    「恨」を洗い流すもの

    宗教を信仰する人には、何かというと人を裁いたり、不遜な自尊心を持っているように感じる人が多い。それは現実への不満や苦しみを紛らすために、信仰を利用して優越感を得ているからだと言えなくもない。 宗教に限らず、現実ではないドラマや映画を過剰に楽しむということも、同じようなもの。韓国では現実の生きづらさ故にそういう傾向が強いとも言われる。 この主人公はまさにそんな韓国社会を映したように、生きることへのつらさと痛みを偽物の癒しでごまかし続けて生きてきた人。 そうやってたどり着いた蜜陽という町で、子供を失い、その激しい苦痛を癒す「神様との恋愛」という信仰の幻想を見事に裏切られていく。 神の愛とかいうものは、そんなまやかしではない、ということなのだろう。 シークレットサンシャイン。その温かい光はすぐそばにあるのに、まやかしと汚れた真実しか見てこなかった主人公は気づかない。 現実と遊離した感情的な価値観にとらわれがちな韓国社会も、素朴な現実の温かさに向き合おうとしていないのかもしれない。 そう考えてみると、この主人公に注がれた膨大な演技への情熱も、理解することが出来る。 ホース、洗剤、洗濯板。偽ることが出来ない悲しみ。 薄汚れたものを洗い流した後の地面に、温かい日差しが、溢れている。

  • あき

    4.0

    秘密の陽射しシークレットサンシャイン密陽

    夫を亡くしソウルから密陽に引っ越してきた母子。母に一目惚れしたソンガンホがこのお話の狂言廻しになってますね。息子が誘拐殺人され、彼女は信仰に生きるのか?復讐か、犯人探しか、ヒューマンな方向に向かうのか?ちょっとよめませんでした。ラストもスッキリしないまま終了。

  • bat********

    4.0

    ネタバレ厳しい現実を容赦なくつきつけ心に響く作品

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ura********

    3.0

    庶民の生活の裏側

    どこかにあるような苦労話で、庶民の生活が垣間見れた。シーンシーンが庶民的で暗くて、せつなくて残念だが、ビジュアル的も普段通りだからなぜか引き込まれないところがこの映画での特徴のひとつにもなる。こんな暗い人生は送らないようにしなければと。

  • dkf********

    5.0

    深く、重く、暗く余韻を引きずる問題作

    鑑賞後に感じる強烈な疲労感・・・「オアシス」とはまた違う意味で、深く、重く、暗く心に余韻を引きずる問題作で、もともと長い140分が倍ほども感じるくらいの濃密すぎる内容だった。これから観る人は体調万全での鑑賞をおすすめする。 それにしてもイ・チャンドン監督のこの演出の凄さをどう言葉で表現すれば良いのだろう。人間の苦悩と救い、宗教の欺瞞を描いているが、とにかく演出に全く手抜きがなく、ストーリーの細部に至るまで完璧に語りつくしているのだ。 監督に導かれて、役者たちもこれ以上ないほどの完璧な演技ぶりを見せてくれる。主演のチョン・ドヨンはこの難しい役どころを母性系、萌え系、気丈系、淫女系、狂人系など様々な顔で見事に演じ分け、その姿はあたかも「演技の神」が降臨したかのような凄まじさだ。そしてソン・ガンホ演じる他人の懐にズケズケ入り込んでくる図々しく調子いい男も、こういう奴って絶対実際にいると思わせるリアリティ抜群なだけに、その鬱陶しさは半端ない。(監督がどれだけ高い要求を出しても、見事にそれに対応してみせるソン・ガンホはいつもながら凄いと思う) 評価の★5つは「オアシス」同様、映画としての総合力の高さへ献上するもので、他人に手放しでおススメするような大絶賛作品としてではない。いろんな意味で凄すぎて、安易に他人に薦めたら人間関係が悪くなりそうだし。 イ・チャンドンはチャン・イーモウや「80年代限定の」ホウ・シャオシェンと並び称される紛れもないアジア映画界の巨匠だと改めて強く実感。日本人でこのレベルまで到達している監督は、残念ながら見当たらない・・・ いや、マジで凄い映画だった・・・

  • なつ

    3.0

    Gyao

    途中までは面白かったのに、、 評価の高い理由がわからなかった。 皆さま宗教に入られているのでしょうか??

  • ft0********

    4.0

    人が人を癒す

    見ていて辛い。何をしても何を持っても癒せない心の傷。 マンチェスターバイザシーを思い出してしまった。 結局人の心を直せるのは人なのかなって思わせるラストでした。 ジョンチャンの様な男性がそっと見守ってくれていれば、いつかきっと希望が見えてくると思う。 シネ役のチョンドヨンの演技が素晴らしい。

  • kot********

    4.0

    ネタバレ「車」を直す男、「心」を治すのは…?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • rec********

    3.0

    抽象的でない韓国映画

    撮ってはならないものにギリギリまで迫りあと一歩手前で踏みとどまる慎み  誇るうるほどの数の韓国映画を観ているわけではありませんがポン・ジュノやパク・チャヌクらの作品は不安を打ち消けせないままでもつい観てしまいますし、ナ・ギドクやキム・ホンジンらの作品に乗せられたな、といささか自虐的な快楽を知らぬ間に求めたりしてますし、昨年は「あゝ荒野」などで日本でもすっかりお馴染みとなったヤン・イクチュンらを応援したくなったりしてるのですから恐らく自身とはそれほど抽象的な間柄でもないかな、と思ったりしております。 上記の監督たちが撮った作品を手放しで誉める気はありませんが、共通しているのはご自身が撮らずにおれない対象を本能的に捉えてるいる点。そのためにはここまで踏み込みながら、あと一歩の所で立ち止まることも辞さない潔さにある気がします。 映画好きなら誰しもが味わったことがある「何で、この戯れをこうも余計に続けるのか?」という、うんざりするようなマニエリズムの惰性化というやつを上記の監督さんたちは聡明に回避する術を心得ているように思うのです。 さすがにイム・チャンサンの「大統領の理髪師」ほどでないにしても、その大きな体躯にして薄い影の魅力を呈してくれたソン・ガンホが素晴らしいですね。 またカンヌ主演女優賞のチャン・ドヨンも「渇き」(パク・チャヌク)のキム・オクピンと同様に求めるモノを渇望し続けるあまり、身なりにも構わぬままひたすら夢想に耽るようなエロチシズムを自然に体現して虜になりそうです。 若い頃はこういう女性って本当にだらしなく見えて近づくのもイヤだったのですから人の嗜好の推移って本当に不思議なものです

  • oce********

    4.0

    宗教の矛盾

    シングルマザーのシネは息子のジュンと共に故郷へと帰ってきた。 やり直しを誓うも、息子が誘拐され殺害される悲劇に。 人生に絶望したシネは、キリスト教への入信を決意する。 韓国でのキリスト教がどういう位置づけなのかは知る由もないが、何かしらの救いを求め藁をもすがる思いでというのは分かる。 シネの場合はそれがキリスト教だったわけだが、この映画はそこに矛盾を突き付ける。 悪を許すという考えのため、息子を殺した犯人とどう向き合うのか。 またその結果シネはどうなるのかがこの映画の見所。 明確な答えを出すような映画でもないし、共感を求めるような類でもない。 でもこの映画は主演のチョン・ドヨンに引っ張られるような勢いが感じられる。 人生に絶望すればどんな行動をとってもおかしくない。 それをまざまざと見せつけられる。 タイトルも全編通してみると納得する作品だった。

  • 赤道9

    4.0

    ネタバレ人間のココロの葛藤

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mjb********

    2.0

    しょうもない

    設定だけで楽しませるエンタメ作品であり、こんな作品は万人受けするだけ。中身はすっかすかで、不幸をダシに使い、単純に神様肯定し、否定をし、ユーモアを混ぜ、平均点を撮影しただけの稚拙な作品。まあ普通には受けるのはわかる。これでは今後、映画の進歩は期待できない。 女の人が洗脳されていく過程が?。唯一いい設定だったのは性欲のみで動くソンガンホ。 ブニュエルを進める。

  • nyj********

    2.0

    長くて地味。信仰の話が長すぎる。

    この映画は夫の事故死後、夫の故郷に住もうと引越して来た母子の悲劇の映画と思う。だが、ひたすらに彼女に恋するこの町の独身社長の恋愛映画として評価が高い。上映時間が長くてたいしたことのない映画としか思えないのだが。そして信仰入信促進映画にも思えるほど信仰に接する部分の描写が多すぎる。また、本当にふたりの愛がつながったのかわかりにくい終わり方も好きになれない。2時間半観てこれではやっぱリ ダメである。

  • tip********

    4.0

    良かったです

    立ち上がれないほどの悲しみを負った主人公 人間は一人一人での弱さを信仰という目に見えないものによって埋め 時が経ち、都合の悪いものを忘れていくことで人は生きていく でもその信仰さえも人が創造したもので、わかっていながらも その欠陥や問題を見ないものとしている 本当の救いとはなんなのか?生きるということはなんなのか? キリスト教に対して大きな問題定義がされている なかなか重い作品ですが主演の二人の演技が素晴らしい ヨーロッパで評価されたのもうなずける作品です

  • kit********

    3.0

    ソンガンホは相変わらずだが

    ソンガンホ作品ではかなり後回しにしてたけど、そうですね~ちょっと女性が気がおかしくなる話は辛いな~ どこがピークがよくわからなかった… ソンガンホは相変わらず上手いけど、それだけかな。

  • wat********

    2.0

    申し訳ないのだが

     レンタル屋で発見。ソン・ガンホが出演しているので、速攻で借りる。  話の内容は、ある未亡人が亡き夫の故郷で過ごそうとやってきた直後、我が子が殺害されるという話。ソン・ガンホは、その女性に好意を持って、追い掛け回すことになる。その間、女性の感情の起伏は激しく、徐々にさまざまな秘密が明らかになる。  正直言って、退屈であった。ところどころ話に山があるが(たとえば未亡人が殺人者を許そうとするシーン)、グッとくるものがなかった。  韓国映画には非常に期待しているが、ここ十数年くらい「これは!」と思ったものが少なくなった。  頑張ってほしい。

  • yea********

    5.0

    あらゆる偽善を告発する作品。

    非常に衝撃的な映画です。わが子を無惨に奪われた母親に対して、あらゆる偽善は通用しない。特に宗教者の「慰め」など、くそ食らえ!と激しく告発している。誘拐殺人の過程と、ヒロインの心理がピッタリと合わせ鏡のように丁寧に描かれているので、実に説得力があります。社会のタブーに果敢に挑戦するということに関しては、1970年代ならともかく、現代の日本映画は韓国に負けていますよ!

  • ten********

    5.0

    悲しみの果てに待つものは…

    映画ではよく語られる『悲劇からの救い』。 しかし本当の救いとは何なのか、ということをキリスト教の矛盾を通して考えさせられる内容でした。 深く重いこのテーマに必要不可欠な鬼気迫る演技を、主演のチョンドヨンが見事なまでに完遂。 登場からどことなく不安定な常態を保ちながら、ある時は穏やかに、ある時は可愛らしく、そしてある時は禍々しく、色々な表情を魅せてくれるのです、感服です。 ラストシーンも素晴らしいの一言。 また折りを見て見返したくなる作品でした。

  • miz********

    4.0

    精神の崩壊。

    作りこまれた物語、何より主役の女優さんの繊細な演技が際立っていました。韓国映画はサスペンスものを良く見ていて、復讐する展開があり、大胆にわめき散らしたり、暴れたり、映像も力強いものが多いのですが、この映画は息子が殺されて、そのあと母親は救われるも、またどん底に突き落とされる、この突き落とされ方が残酷でこの映画のキーになってる。その映し出し方が儚げで繊細にそしてリアルに映し出されている。 何かを信じてコツコツと積み上げたものが、静かに崩れ落ち、この先光なんか見えない。 狂わせたのも周りの人。救ったのもまた周りの人。死ねないのなら、苦しくも現実に向き合わなければならない。 この映画静かに心に侵食してきます。人間の弱さを撮った映画。そしてこの映画にはたくさん考えさせられる内容が詰まってます。 もう少し時間が経ったら、この女優さんの演技を見たいのでもう一度見たい作品の一つです。

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