レビュー一覧に戻る
ダブル・アイデンティティ

kak********

2.0

アメリカ中央情報局VSロシア連邦保安庁!

ロシアとアメリカの合作映画と言えば聞こえはいいが 内容はお粗末で、見所は半ばに出てくるカーチェイス だけという作品。 主役は、「アメリカン・パイ」のタラ・リードという 女優だが、作品的には「アローン・イン・ザ・ダーク」 でクリスチャン・スレイターの相手役を務めた方を 紹介しても良さそうに思える。そうしないのは、お色気 を臭わせた作戦なのだろうが、そちらは過度な期待は 禁物だ。 相手役は、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・ バレルズ」で主役を務めたニック・モラン。こちらは CIA(アメリカ中央情報局)の情報分析官らしく 事務方を演じている。 CIAに対抗してFSB(ロシア連邦保安庁)が宣伝 文句で高らかに掲げられているが、”007シリーズ” のような”スパイ合戦”が展開する訳でもない。 更に、肝心なストーリーも安っぽく、緊迫感も生まれ てこない。唯一の見所は冒頭に述べたカーチェイスで、 モスクワの街中の追跡劇は本格的だ。 しかし、この作品の評価が低くなる決定的な要因は 主演女優の中途半端な役柄と演技の未熟さである。 それなのに、端役で出てくる女優陣が美女揃いなのは、 主演女優の起用が不可避であるとともに、魅力がない のを補うために必然だったのかもしれない。 原題は”SILENT PARTNER”(サイレント・パートナー) だが、1978年製作の傑作サスペンス「サイレント・ パートナー」とは関係ない。ちなみにこちらの原題は ”THE SILENT PARTNER”で"THE"があるかないかの違い だけである。 結局、物語は最後まで疑問だらけに終わるのだが、 意味不明でも気にならないで、アクションと少しばかりの サスペンスを楽しみたい人向けの作品である。

閲覧数405