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特命係長 只野仁 最後の劇場版
2008年12月6日公開

特命係長 只野仁 最後の劇場版

1052008年12月6日公開

yuy********

4.0

ネタバレマニアよりの一言

初めての劇場版ということで、この映画で初めて只野をご覧になった方々も多かったのではないかと思います。 シリーズ1からずっと見ている方は御存知かと思いますが、只野のストーリーは恐ろしいほどワンパターンです。それがマニアにとっては見ていて心地いいのです。また、細かい演出が段々進化していっている歴史を見てきているので、そういった観点からも楽しむことができます。 下記に典型的なパターンをまとめてみました。自分の趣味で長いので興味ない方は読み飛ばして下さい。 ストーリー:会社の売り出し中の部分、いわゆる「明暗をかけたプロジェクト」「宣伝商品(アイドル)」に危機が発生し、会長から極秘の依頼がくる。 犯人:最初にちょこっと出てくる会社のお偉いさんであることが多い(とくにスペシャル版)。動機は、出世、金、妬み、もしくはずっとサラリーマンでいることに不満がたまった、など。ヤクザとからんでいる。途中で出てくる「怪しい奴」はほとんど犯人ではない。そういった奴に限って途中で殺される。殺される理由は、「あいつは見ちまったんだよ」がほとんど。 謎解き:最初は地道な尾行、森脇君の調査、などによりある程度まで進むが行き詰る。ササウナ、メイド喫茶でのシーンは、謎解きというより、「ここまでのまとめ」をうまく説明してくれるシーンであり、最後は下ネタで終わる。並行して新水とのベッドシーン(ホテル金城)で少し前進、しかし再度行き詰る。ちょうどそのころになると、ある特定の女に注目がいく。そして、只野の流し目攻撃でベッドインし、話が更に進む。最後犯人を特定する方法は様々。 メインゲスト: 男の場合→地道に頑張っているが救われないサラリーマンという設定が多い。途中で昼只野に共感する。只野も逆に共感し、ささやかな幸せを祈る。途中で殺されてしまうこともあるが、理由はやはり「あいつは見ちまったんだよ。」 アイドルの場合→表はぶりっこだが、実はわがまま、しかし最後に只野に恋して素直な子になる。 オープニング:お決まりのテーマ曲が小気味よく流れはじめ、ワンテンポおいて只野がくだらないセリフを言って、サビ(?)の部分へ突入。 ベッドシーン:騎乗位。おそらくそうすることによって、いやらしさを消し、「仕事でやっている感」を出している。細かい演出が多くなってきた。 戦闘シーンからラストへの流れ(ここのワンパターンさ、大好きです!!): 青い光をバックに只野現れる(音楽いつも同じ)→犯人がよしゃいいのに、犯行の一部始終を語る、森脇君がそれを録音していることもある→「やっちまえ!!」→チンピラの雑魚が派手にやられていく→一息入れて、強い奴と対決、やられそうになると上半身裸になる→強い奴やられる→犯人(こいつは会社のお偉いさんなので弱い)が「やめてくれ!!」といいながら、金をやるとか、部下にならないか、など交渉を持ちかける→只野断りあきれて帰ろうとするところを、犯人が襲いかかる→一発でやられる →→ 会長「そうか、犯人があいつだったとは、・・・」→「サラリーマンは知らず知らずのうちに出世や金などの欲につられてしまう、それが捨てられたら、本当に幸せになれるのに」的なコメント →エンディングへ まだまだ語ればきりはないのですが、このシリーズ、基本的には真面目に働く人間の哀愁を描いたものなのです。「お色気シーン」「ギャグシーン」はその哀愁をより深く見せるための対比にすぎないのです。しかし、それらが中途半端だと、肝心の哀愁にも深みがでず、ただのふざけた作品としか評価されないのでしょう。 テレビドラマでは、最新シリーズがゴールデンに移動しましたが、「お色気シーン」がしょぼくなったのと、「ギャグシーン」が小手先に走ったせいで、以前ほどの魅力がなくなってきました。 この映画に関しては、昔の作品の良い部分も持ち合わせていましたが、個人的には下記の理由から星4つです。 ・オープニングまでもっとひっぱって欲しかった。→いまいち盛り上がりにかけた。 ・シルビアが只野にほれ込むまでが早すぎた。もっと、シルビア自身の心理に深く入り込んで欲しかった。シルビアが惚れた気持ちが理解できない。 ・先生の演技が下手すぎた。あの役はかなり重要な役です。 ・飛行機のなかでチェホンマンがもう一度出てくるのは余計。最後パラシュートに持ってきたかったのだろうが、別の方法があったはず。 まあ、文字通り最後の劇場版なのでしょうか。テレビドラマは、また深夜枠に戻って放送してもらいたいです。

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