2008年8月2日公開

赤んぼ少女

1042008年8月2日公開
赤んぼ少女
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

どしゃ降りの雨の中、葉子(水沢奈子)は孤児院の職員吉村(堀部圭亮)に連れられて、15年前戦争で生き別れになった両親の暮らす南条家を訪れる。ようやく屋敷にたどり着いたものの、応対に出た使用人(生田悦子)から、主人(野口五郎)は仕事中で会えないと言われてしまう。どうにか彼女を説得して、2人は翌朝までの滞在を許されるのだが……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(30件)

不気味22.0%切ない17.1%恐怖15.9%悲しい11.0%パニック7.3%

  • cyborg_she_loves

    4.0

    気持ち悪いです、いい意味で(笑)

    まず、この映画に限ったことではありませんが、原作のある映画について、原作と比較してどうのこうのという評価の仕方は、総じてやめた方がいいと私は思います。  だって、「原作より映画の方がいい」と言ってる人って、見たことないと思いません?  そういう比較をする人は最初から、原作ワールドからちょっとでも逸脱したらそれだけで非難するという人なわけで、そういう人は最初から実写映画化なんぞはご覧にならないことをお勧めします。見ないうちから失望することがわかってるんですから。原作を完全に忠実に実写映像化することなんてありえない以上、どっかで必ず原作ワールドを壊すことになるのは最初からわかってるんですから。  楳図かずおさんや伊藤潤二さんの漫画は、絵柄が不気味なのでホラー漫画に分類されていますが、じつは非常に鋭い人間洞察を含んでいて、ただの恐怖ではない深々とした感銘を残してくれます。  対するにこの映画は、単純明快かつ完全なるグロテスクホラーです。観客に、「怖い」というより「気持ち悪い」思いをさせてやろうという魂胆で作られた映画です。  これは、楳図かずおさんの漫画からは、アイデアを借りただけで、本質はまるで別物の映画です。  で、私はそれでいいと思います。そう割り切って、存分に気持ち悪さを楽しめばそれでいいと思います。気持ち悪いのが嫌いな人は、見なければいいだけの話です。  それにしてもこのキャストやスタッフの豪華さはすごいですね。俳優陣は、ゴールデンタイムのテレビドラマ並だと思います。こんなヲタクでカルトな映画の出演者リストじゃない。  みなさん、遊び心の持主でいらっしゃる。  存分にグロテスクな映像を作るのを、楽しんでいらっしゃる。  そういう心意気が、私は大好きです。  エンドロールの最後に、「長澤つぐみ」「井口昇」って名前が出てくるのは、どういう意味だろう? 画面に映ってるようには見えなかったんだけど、スタッフとして協力してたのかな? 板尾創路さんも、画面だけ見ててもよくわかんなかったけど、多分タクシー運転手役ですかね? ぼーっと見てるとわかんないところで、すごい人たちが協力してるんですね。みんな遊び心の持主さんたちです。  あと余談ですが、冒頭とか随所にオルゴールの子守唄的な音楽が流れるのは、「サスペリア」を連想しました。  タマミの造形は、「フェノミナ」を思い出します。  山口雄大氏はダリオ・アルジェントの世界を作ろうとしたのかな?  もしそれが図星なら、その点では失敗してると思います。  ダリオ・アルジェントの世界は、ただグロテスクなだけじゃなくて、美しいです。ダリに似た美の世界がある。  残念ながらこの映画には、美の要素はまったくありません。ひたすら、気持ち悪いです(笑)。

  • yuma101

    2.0

    ようこが

    梅図かずおの描く可愛い女の子の実写は難しいと思う。思い当たる女優さんがいない。タマミはまぁ漫画に近いかな。怖さが足りなかったけど。漫画を読み返すことした。

  • Medusa

    2.0

    ネタバレタマミちゃんの最後の言葉が

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • どらドラゴン

    4.0

    タマミちゃんの乙女心

    最初の『赤んぼ少女』の映像化である『蛇娘と白髪魔』から実に40年ぶりの、そして連載時タイトルでの映画化(本作は単行本化の際『のろいの館』や『赤んぼう少女』と改題されていた)。戦時中に生き別れた両親に15年ぶりに引き取られた(昭和35年設定)薄幸の美少女葉子(主人公)だったが、そこには赤ん坊の容姿のまま成長できない奇形の姉がおり、周囲に不気味な事件が頻発する、という受難物。邪気のなさそーな水沢奈子はいじめられる葉子役に適任(大事にしている薄汚い人形を隠す仕草が可愛い)。やや地味で、楳図ヒロインはもう少し華美なお人形感も欲しい気もするが、時代設定を考慮すると、古風な雰囲気で良いのかも。 原作では人前に出ても「ちょっと気持ち悪い」程度だった赤んぼ少女ことタマミは、とても人前に出れない(西洋ホラー映画のクリーチャー並の)化け物に造形されてしまい、原作と違い言葉を喋らない等、大きく印象が異なる(ラストに一言喋るが、三人殺しといて「御免なさい」かよ)。喋らない設定は山口雄大監督の狙いらしいが、失敗では?孤児院から葉子を引率してくれる役の堀部圭亮は相変わらずハンサムで良い人感が溢れていて好ましいが、酷い殺され方。そもそもこの人が殺される理由がないのだが。 原作での「好きな男の子に少しでも可愛く見られようと、口紅を塗ってみるものの、あまりの不出来に泣いてしまう」というタマミの乙女心はほとんど描かれない(一応口紅シーンはある)。あの容姿で乙女心を持っているのが最も悲しい点だし、タマミの凶行が劣等感と嫉妬を原動力とする原作と違い、獣の条件反射のように襲いかかるのでは、原作の趣旨を汲んでいないのではなかろうか。原作では(美しい妹に対する嫉妬なので)もっと陰湿でネチネチしたいじめ方だったのに、映画では狂犬のように襲いかかるシーンばかり。可愛い娘はもっと逃げるに逃げれない状況にしてジワジワ追い詰める方が絵になるのに。映画でも腕ギロチンにかけるシーンがあったが、原作では「安全装置が付いている」ことを知らせず、恐怖のあまり失神する葉子をあざ笑う陰湿さ。嫉妬からくるイジメはそーでなくっちゃ。 嫉妬のメインとなる葉子のボーイフレンド高也にタマミが恋する描写がないのも痛い(そもそも映画では葉子のボーイフレンドですらない)。さらに高也の「本当に醜いのは容姿ではなく君の心だ」というタマミに対するセリフがないのもいただけない(このセリフこそ、タマミにとって最も聞きたくないセリフだったろう)。そう、本映画では、肝心のタマミの心情が描けていないのだ。ただ、絵本の王子様に憧れるも自分の顔を見て落胆する場面と、硫酸を葉子に浴びせる際にためらった場面ではタマミの心情が垣間見えたが、もっと盛り込むべきだった。 肩から腕を切り落とされた高也が救助活動をするのも無理がある。またハッピーエンドの原作と違い、アンハッピーな終わり方。野口五郎は相変わらずうまいし、タマミを偏愛する終始狂った母親を浅野温子が歪んだ目力で見事に演じていた(ヘビ女に化けそうな異様さビンビン)だけに、色々と残念。とは言え、原作漫画が好きなだけに辛口評価となったが、これまでの楳図映画の中では比較的良作ではないかと思う。

  • 九曜

    2.0

    ダメかな

    タマミちゃんの造形はいいと思ったけどタマミちゃんがただのモンスターに成り下がってしまった。 声を変に変える必要もなく ただ彼女の心の闇を原作通りに表現すればよかったのに なんで改悪するのかなとしか思えない作品です

スタッフ・キャスト

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水沢奈子南条葉子
野口五郎南条敬三
斎藤工吉村高也
板尾創路運転手
堀部圭亮吉村誠也
生田悦子紀伊スエ
浅野温子南条夕子

基本情報


タイトル
赤んぼ少女

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル