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黄金の腕 (1955)

THE MAN WITH THE GOLDEN ARM

監督
オットー・プレミンジャー
  • みたいムービー 5
  • みたログ 74

3.87 / 評価:15件

歌わないフランク・シナトラの名演技が光る

  • hoshi595 さん
  • 2010年11月11日 17時02分
  • 閲覧数 400
  • 役立ち度 15
    • 総合評価
    • ★★★★★

ドラッグやギャンブルといったイメージの悪くなるテーマを
扱っているが、内容はいたって真面目である。

主演は、歌手でなくとも立派に俳優として有名になっていた
と思われるフランク・シナトラ。

物語は、賭博場のディーラーとして有名だった男がドラッグ
中毒を克服して慣れ親しんだ街へ帰ってきた所から始まる。

冒頭から、1955年当時としてはスタイリッシュなタイトル・
デザインとモダン・ジャズ・タッチの粋なテーマ音楽が流れ
自然とムードが盛り上がっていく。

そして、共演は「サウンド・オブ・ミュージック」で男爵夫人
を演じたエレナ・パーカーと、アルフレッド・ヒッチコック
監督作「めまい」で二役を見事に演じたキム・ノヴァクである。

この女優二人の存在がドラマに深みを与え、大袈裟にいえば
”人生における選択の重要性”まで象徴して見せている。

脇役陣も、ドラッグの売人役を演じたダーレン・マクギャヴィン
など、個性的な俳優を揃えていて見応えがある。

音楽担当のエルマー・バーンスタインは「十戒」や「大脱走」
など多くの映画音楽を手掛けたベテランで「モダン・ミリー」で
アカデミー賞作曲賞も受賞している。

本作品では、ジャズ・ドラマーのシェリー・マンやトランペッター
のショーティ・ロジャースも特別出演しているのも豪華である。

加えて、淀川長治総監修『世界クラシック名画100撰集』の
DVDでは淀川長治先生の貴重な解説も入っている。

監督は。「悲しみよこんにちは」のオットー・プレミンジャーで
社会派監督らしく、ドラッグを扱っていても真正面から取り組む
姿勢が伝わって来て、昔でいえば”文部省推薦映画”にしても
おかしくない出来である。

しかし、何と言っても素晴らしいのは、モノクロ映像なのに
妖艶さと純真さを兼ね備え魅惑をふりまいたキム・ノヴァクだ。

特に、ラストの未来を見据えた様な端正な顔に、かすかな微笑みを
浮かべた表情が印象的で、忘れられない映画の一つになった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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