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まぼろしの邪馬台国 (2008)

監督
堤幸彦
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  • みたログ 503

3.06 / 評価:221件

きみまろの部分だけカットして欲しい

  • ミック! さん
  • 2008年11月23日 23時07分
  • 役立ち度 25
    • 総合評価
    • ★★★★★

タイトルにかの邪馬台国の名前が入っているだけにもっと邪馬台国に関する考察が入っているかと思いきや、古代史に想いを馳せる破天荒な男の半生をメインに描く作品であり、邪馬台国の位置に関する考察は殆んど無いに等しかったのが残念だ。
彼が邪馬台国はここだ!と彼なりに探し当てる感動的シーンがあるにはあるが感動的だが、ただ指摘しているに過ぎない。
彼なりの解釈を理解できていれば、卑弥呼の墓を発見した時の感動もひとしおだったのではなかろうか。

宮崎康平氏は破天荒、独断的な人物だという事で、ただ破天荒という事だけ捉えれば竹中直人氏の起用は正解であった。

が、破天荒な人物の割に長浜さんや友達らしき銀行の頭取が彼に好意的なのが気になった。映画ではただのめちゃくちゃなおっさんという描きぶりなのに、だからである。

劇中あまりの傍若無人ぶりに嫌気が差したのか会社の側近が反旗を翻し、無理矢理社長を退任させる少しコミカルに描いたシーンがある。
映画では宮崎氏は役員達とケンカ別れするような暴言を吐いて会社を辞任するが、ウィキで調べた所、彼が自身の失明を理由に辞任する。この時会社側は慰留している。
大災害後、会社側の強い要請により復帰しているが、またいずれ辞任する。
2回目の辞任の事を描いているのかもしれないが、果たして映画で描いているような破天荒なだけで会社が慰留に努めるだろうか。
周りの人物が彼に惹かれるだろうか。
映画の描き方では、ちょこまかと人を思いやるような台詞が出てくるものの、竹中直人氏のアクの強さも手伝って破天荒ぶりだけが目立ってしまった。

映画冒頭の「1!2!3!4!5!」の流れを意識したのか、おばちゃん役で綾小路きみまろを出演させてしまって更に少し引っ張ったのもフザケが過ぎる。
ほんのチョイ役ならまだしも、まさにそれで笑いを取ろうとするアザとさが見えてしまって、反対にヒいてしまった。
悪フザケで無理矢理映画やテレビドラマに出演を強要して楽しむ、真面目な映画人からすれば傍迷惑なノリと一緒であり、対象観賞層を考えれば不要なシーンではないか?とさえ思える。

他のお笑いシーンではクス笑いをしている人が居たが、なんだか宮崎氏の半生記としてはなんだか宮崎氏自身の描写にどうも深みを感じないし、少しあやふやな印象を受けた。

宮崎氏について行っている和子さんの(広義の)母ぶりに救われ、なんとか夫婦の物語として暖かい愛を感じるものに仕上がっている。

ただ、彼の半生記にするよりも彼が生まれた時から失明に関するドラマも含めて描いた方が、もっと彼の想いを理解出来たかもしれない。
そこが残念だった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • ロマンチック
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