2008年5月31日公開

剥き出しにっぽん

R15+912008年5月31日公開
剥き出しにっぽん
3.1

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(7件)


  • ********

    4.0

    これが卒業制作

    2005年。石井裕也監督。高校を卒業しても何をやっていいかわからない男が、田舎暮らしをはじめるとともに、好きな女性に告白できるか、という話。若い石井監督の大阪芸術大学の卒業制作らしい。何をやっても無意味だとわかってしまっていて空気だけ読んで生きるゼロ年代の閉塞感がたっぷり。「川の底からこんにちは」での下流意識を上手に映像化した手腕が気になって見てみたけれど、「家族」や「性」を中心にして現代社会を描くのがテーマだということがよくわかる。 「性」に重心が偏りすぎているのは若気のいたりでしょうが、若者たちを暖かく見守るおやじ(「川の底~」なら岩松了だった。この映画の男性が岩松そっくり)とか、主人公の男にくっついている二人組の男たちとか、赤い服の女性と赤い車のプレイボーイとか、田舎の一軒家をバックにして吸うたばことか、よくできています。卒業制作のレベルではない。 願わくば、セリフ回しと音楽にも注意を払ってほしかった。

  • isi********

    4.0

    自主制作だという驚き

    大阪芸術大学の卒業制作であり第29回ぴあフィルムフェスティバルおいてグランプリを受賞作品である 本作は石井監督のこれからを示すのに十分才能を感じる作品でした。 荒削りながらも彼のやりたい演出・映像表現が爆発しています。 思春期の男の子・女の子の穿った願望!60年代の日本映画の臭いがプンプン 現代的な表現が一切なしこれはホント2005年制作したかと思わせるような 田舎の風景・ぼろやの一軒家 個人的にそそられたのはヒロインがお風呂に入って脇毛を剃る所・田んぼでの掛け合い 確かに脚本は非常に不条理な所はあるがそれも映画らしい表現でいいじゃないですか。 今後日本映画界を牽引する逸材だと思います。

  • Son of Sam

    3.0

    スタイルに拘りすぎ、人間描写が疎かに。

    観る前に、どんな映画かを想定していたのだが、結局最後までその想定を裏切られる事なく、全て予想内の展開&演出で終わってしまった。 人物の感情が正直まるで分からない。 観客を楽しませよう、飽きさせまいとする演出・スタイルに労力を注ぎすぎていて、人物の「行動」が「感情」よりも突出してしまっているから。 本来「感情」ありきの「行動」出なければならないのに…。 それなりに笑えたけど、それだけって感じ。

  • tsu********

    2.0

    人間を感じない映画

    最近の邦画に特徴的な何でもあり形式で、 人物の言動が短絡的な映画。 だから登場人物に一貫性を感じないし、 シナリオに操られた人形にしか見えない。 笑いも狙い過ぎで、 再三の下ネタも全く面白くない。 人間の滑稽な部分を描いたというより、 人間を滑稽に描いた感じ。 あと思ったより普通。でも、 昨今のような売れる大衆邦画を 作れるような資質を持っている。 自主映画というレベルなのに。 将来は日本アカデミーの有力候補じゃないかと思う。 ということで☆2つ。

  • Kurosawapapa

    3.0

    石井裕也監督作品に根付くもの

    主人公の太郎は、高校を卒業すると、とりたてて理由もなく、自給自足の生活を始めます。 気になる洋子ちゃんを誘い、リストラされた父親もついてきて、 山と畑しかない田舎の廃屋で暮らし始めることに、、、 この映画は、「川の底からこんにちは」の石井裕也監督が、大阪芸大の卒業制作として作った長編第1作目。 仲間4人で必死に働き400万円を捻出し作り上げたそうで、手作り感と、懸命さが滲み出た作品になっています。 本作は、そつせい祭でグランプリを獲得、さらにぴあフィルムフェスティバルで審査員満場一致のグランプリと音楽賞を受賞。 その後、バンクーバー、ロッテルダム、香港と、立て続けに国際映画祭での上映を果たしました。 畑に囲まれたオンボロの廃屋、 泥にまみれた登場人物、 この映画には、一切の体裁や虚飾はありません。 上手く生きていけないストレスや、些細なことへの苛立ち、 そんな “満たされない欲求” と “解放された時のパワー” その対比によって、モラトリアムな人間を上手く表現。 怪我をして膝を“剥き出し”、 チ○○○を“剥き出し”、 魚の内蔵を“剥き出し”、 オ○○―や、 むだ毛の手入れ、 トイレできばるシーンまで見せ、 汚い部分や、人間の欲をさらけ出し、 本音と建前の間にある壁も、跡形も無く崩してしまい、人間の本質を見せる、、、 そんな作風は、見ているこちらまで丸裸にされそう。 しかし、石井監督には、 ダメ人間や、負け犬たちで笑いをとりつつも、 彼らを温かく見守る目があります。 ・ストイックな世界、侘び寂びの世界から、人間にとって大切なものを浮き出す ・欲望をさらけ出し、丸裸にした状態から、人間にとって大切なものを浮き出す その2通りがあるなら、石井監督の場合、確実に後者です。 鑑賞中も、笑ったり、呆れたりが多いのですが、 見終わってみると、ピュアな部分や、ほんの小さな優しさ、家族愛、 不思議とそんなところが、湧き上がってくる感じがあります。 人生とは、下品で下ネタみたいなもの。 生きることとは、滑稽で格好悪いもの。 所詮たいしたことないのだから、頑張るしかない! 本作は、やや荒削りの感もありますが、 そんな石井理論の原点を垣間見ることができます。 石井監督は、現在27歳。 まだまだ歴史の浅い監督さんですが、 素晴らしい視点を持っていることは、確かだと思います。

  • hir********

    3.0

    これがデビュー作なんだ・・・・・

    どーも、昨晩、また「振り込め詐欺」のアタリ電話が、入ったらしく 遅く帰ったら、オヤジが一人でパニクってました・・・というか、ヘベレケ・・・ 俺の名前を使ってかけて来たらしく、刑事さん曰く、 「アタリってヤツですよ、家族構成や状況の確認です」 つまり、本番前のリハーサルみたいなものらしい。 しかし、人騒がせだよなぁ・・・全く・・・オヤジは過去一度、被害にあってるので、 またか!・・・・と酒飲んで、木刀ソバに置いて、テレビつけっ放しで寝てました・・・ なんかね・・・・もう、イッソのこと、彼女と愛犬ローザを一緒に呼んで住もうか? なんて、今、考えてます。 で、父親と彼女と3人で暮らす映画と言えば、コレ! 「剥き出しにっぽん」ですな・・・ 「川の底からこんにちわ」の石井裕也監督のデビュー作。 自主映画なので、セリフ聞き取りづらいし、かなりキツイ16ミリ映画だけど、 石井監督の片鱗は、かいま見れます。 この人は、昔から、「家族」をテーマに撮っている人だったんだね。 「人間の剥き出しの欲望」 それを、醜いモノと捕らえるのでなく、「笑っちゃうモノ」として捕らえる。 どこか「諦観」している様で、どことなく優しい「視点」も一緒。 男って、自分はスケベなくせに、女のスケベを許さないよね。 その辺の男のイヤラシサも、余すことなく、剥き出しにしてます。 主人公の「童貞くささ」と、彼女の「リアル」さが、「ツボ」でした。 おじいちゃんの****シーンは、ちょっと笑ってしまった・・・

  • rot********

    3.0

    剥き出しにっぽん

    もともと脚本家の登米裕一のブログをたまたまずっと読んでいて、そこで唯一の主演作品としてこの作品が上がっていたので、興味があって見ました。 ブログほどひねりが効いているようには思えませんでしたが、こんなポルノまがいの作品を卒業制作で作るというあたりがすごいと思いました。 ブログには顔写真がほとんど出ていなかったので、初めてちゃんと彼の顔を見ましたが、思ったよりムカつく顔をしていました。 演じたキャラのせいかもしれません。

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