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少林老女 (2008)

監督
寺内康太郎
  • みたいムービー 29
  • みたログ 62

3.29 / 評価:28件

戦う前から負けてます・・・

  • 鋼鉄プリン さん
  • 2011年12月8日 20時47分
  • 閲覧数 532
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「映画」「お笑い」、両方とも成立していない残念な作品です。

『少林老女』というタイトルと、主演が『あのおばちゃん』という2つの事実で、既にこの作品の80%が完結しています。肝心の物語などは残りの20%だけ。

物語はカンフー物にありがちな超定番。こんな作品ですから、なにか特別な物語を期待してはいけません。まぁ、それ以外の物語もあり、むしろそれが本筋なのかもしれませんが・・・


さて、おそらくは超低予算で、撮影期間も超短期間だったのでしょう。また、大した役者も出ていません。


そうなると、劇中のカンフー・アクションも大したことないのが当然です。しかし、そのアクションの時間が長いんですよ。ハリウッドのアクション大作や、香港の本格カンフー・アクションを見慣れている我々にとって、この作品のアクションなどお話にならないレベルです。しかし、それを長々と観ることになるのでツライです。


そして肝心のお笑い部分も、なんというか「薄い」んですよ・・・


おばちゃんを知らない人は、劇中のおばちゃんの「活躍」にもピンとこないでしょう。


また、おばちゃんを知っている人ならば、おばちゃんが活躍しているお笑い番組などを見慣れているため目が肥えています。この作品のレベルでは、そういうお笑い上級者を観客とするには少々厳しいでしょう。


パロディのタイトルと、あのおばちゃんが主演しているという「ネタ」で、ほとんど全てを出し尽くしていますね。


頼りない弟子2人

妙な黒人空手家

飲み屋の怪しい経営者

ゲートボール仲間


これらキャラクターと設定で、より多くの「ネタ」を生み出せるだろうに、それをやっていません。せっかくのキャラクター達が中途半端です。


唯一、ダチョウ倶楽部の上島竜兵が、きちんと劇中での役割を果たして「正しいお笑い」を生み出しています。しかし、これも定番というか、ありがちというか、面白いですけど、笑ってしまうようなレベルではないです。


以上のような、普通の物語、しょぼいアクション、薄いお笑いをダラダラと長時間観る作品です。これを長編映画として作る時点で失敗ですね。長編とするために時間を稼ごうと、長回しのシーンや映画的なカット割りを追加して、結果的にテンポも非常に悪くなってます。この内容ならば、せいぜい45分の短編にしかならないでしょう。その短い時間ならば、一挙に物語を進め、勢いで押し切ることくらいはできたはず。


とにかく「少林少女のパロディで少林老女、主演にあのおばちゃん」という時点でほとんどを出しつくした作品。


「この作品を観た!」ということが、ある種の『お笑い』です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • コミカル
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