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BUG/バグ (2007)

BUG

監督
ウィリアム・フリードキン
  • みたいムービー 65
  • みたログ 181

3.11 / 評価:71件

Schizophrenia

  • CONRAD さん
  • 2010年6月13日 10時37分
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

うぉっお。
当初誰か気づかんかったぞ・・・
アシュレイ・ジャッドが“顔立ちのいいおばはん”になってしまってるやんか。
脱いでみるとあら不思議、意外ときれーに映し出されるのさ。アシュレイの裸。
今は写真であろうと映像であろうと、角度や光加減の工夫だけでなくCGや修正を加えることが当たり前なのは、前提としてわかっているんだけども、この映画がそうだとか、どの映画がそうだとかではなく、綺麗に映し出される女性を観るのはいいことです。
そりゃ実際に触れることができる女性を観る方がいいんだけどね。

この映画はアシュレイ・ジャッドの美しさを堪能するというよりも、主演おふたりの演技にどうしても注目してしまう映画。
幻覚妄想状態とはどういった状態なのか、精神医学のテキストのようにわかりやすく描かれている映画。
わかりやすいからといって、この映画を観ただけで精神病について理解したつもりになり、精神病に対する偏見や誤解が生まれることを恐れる。
すべての精神疾患にかかっている方が、幻覚妄想を体験する訳ではなく、それはむしろごく一部であること。
幻覚状態のときに現れるのは、幻視体験よりも幻聴体験の方が多いこと。
幻覚妄想状態によって、自己や他者を傷つけるような行動に出るケースは、極まれであること。
人間は麻薬の摂取や不眠などによって、精神疾患でなくとも、想像よりも容易に幻覚妄想状態に陥ること。
これらのことをぜひ知ってほしい。

適切な支援を受けられずに苦しむ人が、どのような過程を辿るのか?
被害妄想、関係妄想、注察妄想、追跡妄想、心気妄想、誇大妄想などさまざまな妄想の種類を、医学書を読むよりわかりやすく描写されているだけでなく、幻覚妄想により引き起こされる連合弛緩から、通常の社会生活を過ごすことが困難になっていく様子が大変うまく描かれている。
どのような精神病の症状であろうと、同じ人間が体験する感情(嬉しかったり悲しかったりイライラしたり、いわゆる気持ちってやつ)、思考(物事をどのように考えるのか、その人の考え方)、知覚(何がどのように見えるのか、聞こえるのか、感じるのだろうか)には、共通項が絶対ある。
そこが共感できるかどうかの要。
幻覚妄想状態になろうと、私たちはひとりじゃない。

観賞後、虫が気になってしょうがなく、カラダがむずがゆくなるほどの映画ではないので、安心して観賞していただきたい。
「虫」よりも「人間」を深く掘り下げたなかなか斬新な視点の映画です。

洋画★シネフィル・イマジカ

詳細評価

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音楽

イメージワード

  • 不気味
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