ここから本文です

マーゴット・ウェディング (2007)

MARGOT AT THE WEDDING

監督
ノア・バームバック
  • みたいムービー 38
  • みたログ 452

3.67 / 評価:175件

もしかして傑作かも

  • npd***** さん
  • 2009年3月25日 21時19分
  • 閲覧数 685
  • 役立ち度 12
    • 総合評価
    • ★★★★★

生まれてくる国(と時代)を間違えたとしか思えないノア・バームバック監督作。前作『イカとクジラ』と同じく、インテリ家族の内幕・人間関係を暴く悲喜劇 "tragedy + comedy =tragicomedy" であるが、よりダークで円熟した私小説という感じ。


◆ 原題"Margot at the Wedding"にジェニファー・ジェイソン・リー演じる妹の名前がポーリン"Pauline"というところは、ロメール『海辺のポーリーヌ』"Pauline at the Beach"(英題)へのオマージュらしい(まるで印象が違うような…)

  私はウディ・アレンの『セプテンバー』やベルイマン、特に『仮面/ペルソナ』あたりを思い出したが、まあそういう映画(なので、もしかしたら傑作かも)。ハートウォーミングなコメディや喉ごしのよい「ヒューマンドラマ」を期待する向きには全く合わないと思います。

  ただ『イカ』ときも思ったけど、日本だったらピンク映画、ロマンポルノにあるような映画かな。低予算(でも1000万ドル…)で尺も短い、濡れ場もあるし。ロマンポルノの製作条件で本作の出来だったら5つ星だったかも。バームバックは日本に来てください。



◆ オナニー担当は逆転しているものの、本作のニコール・キッドマンと次男坊は『イカ』のローラ・リニーとオナニー次男坊のまんま。『リトル・チルドレン』のようなトラジコメディに耐性がないと引きつるだけになってしまいそうな描写、ニコールの演技は笑える。次男坊が酷い目にあう所はまあ可哀相なんだけど、どうにも笑えて困る。薄暗く不吉な画(自然光のみ?)は物語によく合ってる。

  ジャック・ブラックは演技力がないのを露呈した。『イカ』で素晴らしかったウィリアム・ボールドウィンみたいになってるかと期待してたのに。下手にインディペンデントに出るもんじゃない。

  バームバックの次回作はベン・スティラー(!)が兄のアシスタント女性に手を出す話だそうで、本作が『イカ』の母親側とすれば、新作は父親側の家族関係てことになるんだろうか。非常に楽しみ。



※昨年観たことをすっかり忘れてて再見。ピンク映画とかオナニーって、どこが女性視点かって話ですが、思い出させてくれてありがとー>

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ