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コレラの時代の愛 (2007)

LOVE IN THE TIME OF CHOLERA

監督
マイク・ニューウェル
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3.17 / 評価:88件

解説

ノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの名作を、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェルが映画化。内戦とコレラのまん延に揺れる19世紀末から20世紀前半のコロンビアを舞台に、半世紀にわたって一人の女性への思いを貫いた男の純愛を描く。主演は『ノーカントリー』のオスカー俳優ハビエル・バルデム。多くの女性からの求愛に体で応えながら、心の貞節を守り続けた男の憎めない生きざまを感じ取りたい。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1897年、コロンビア。郵便局員のフロレンティーノ(ハビエル・バルデム)は配達先の令嬢フェルミナ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)と恋に落ちる。しかし、身分の違いから引き離され、フェルミナは医師のフベニル(ベンジャミン・ブラット)と結婚。フロレンティーノは何年でも彼女を待ち続けると心に誓う。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)Copyright 2007 Cholera Love Productions,LLC ALL RIGHTS RESERVED.
(C)Copyright 2007 Cholera Love Productions,LLC ALL RIGHTS RESERVED.

「コレラの時代の愛」マイク・ニューウェル演出による、軽やかかつ深い純愛物語

 ひと目惚れした美女を半世紀以上も愛しつづけ、彼女への純潔を誓いながらも、結果的に肉体関係を持った女の数は622人。ガルシア=マルケス原作というだけでミーハー映画ファンには敷居が高くなりがちな純愛物語を、ハリウッド的なロマコメセンスも売りのマイク・ニューウェルが料理できるのか? そんな心配をしたくなる組み合わせだが、これが大正解。アート系監督が手がけたら小難しくなりかねない世界が、実に軽やか。そして、深い。

 なにしろ、この2人は手紙だけで若い恋を育んだ間柄。そんな関係など、恋ではなく勘違いにすぎないと、ヒロインさえ早々に気付くほど。ところが、実はこの男が恋どころか生の真実もつかんでいることが、彼がお得意の恋文に紡ぐ言葉を通して浮かびあがるのである。その衝撃と感動ときたら、恋に幻想を抱かなくなった大人であればあるほど大きいはず。

 キャスティングも大成功。ハビエル・バルデムは頑丈そうなガタイに似合わぬ少年のようなピュアな眼差しに、純愛男の一途さを体現。ヒロイン役のジョバンナ・メッツォジョルノは、ひと目惚れするのも納得の美しさ。純愛物語にリアリティをもたらすのは、生涯愛されるにふさわしい美しいヒロインの存在だということを証明している。(杉谷伸子)

映画.com(外部リンク)

2008年7月31日 更新

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