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劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞

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5.0

情念、存在のほころびなどの見事な映像化

空虚な身体あるいは空虚な心が「伽藍の洞」と命名される。そこでは生きることは無意味である。しかし死が選択されるわけでもない。この二重の空虚。それは存在のほころびを視覚化する能力とを残酷な苦しみをもたらす。そして死が空虚と等価とすれば「伽藍の洞」を死が満たすことになるだろう。しかし死の勝利の直前で生きることの情念が死を破壊する。身体と心の空虚、存在のほころび、生きることの情念などが美しく映像化されていて印象的だった。

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