2008年7月5日公開

バックドロップ・クルディスタン

1022008年7月5日公開
バックドロップ・クルディスタン
4.1

/ 9

33%
44%
22%
0%
0%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(7件)


  • ぼごい

    3.0

    ぽれぽれ~

    家の近くの映画館だったので、散歩がてら観に行きました。 『中東アジア』というキーワードを宗教色が強い所と、一括りで考えていた自分にカウンターパンチを喰らわせられたような映画だった。(バックドロップの方がいいか…)。 何よりもお父さんのキャラが素敵だ。やたらとテンションが高い。深刻な状況なのに笑いそうになってしまう。 また希薄な日本家族と対照的な、クルド家族の絆を描いたドキュメンタリーといった要素も描かれている。 クルド人ニュージェネレーションの「クルド語は忘れたい」という言葉が印象的だった。どこの世界でも世代間のギャップはあるんですね。 TVドキュメンタリー的な説明ナレーション、コメントフォローはほとんど無いが、却って観る側の集中力を高める事に成功していた。 気になった点は、映像ブレ過ぎ。監督出過ぎ。音割れすぎ。でもそこは自主映画のご愛嬌。 日本の閉鎖的な難民政策は、ようやく「第三国定住」を導入する方針を固め、2010年には、受け入れを拡大するという転換点を迎えたが、それでも他の先進国に比べればまだまだ小規模だ。 こういった映画が上映できる、ポレポレ東中野のような映画館がもっとできれば、社会派ドキュメンタリーは増えていくのだろうか?

  • tsu********

    4.0

    自由を求めて旅は続く

    お父さん、がんばれ!! 難民というより、移民というほうが適切ですね。 日本語の後は英語も話せりようになって、たいしたもんです、その適応力。 ひ弱な日本人も見習いたいです。

  • koh********

    4.0

    Viva Young !

     稚拙さが素晴らしい。前半の国内編は取材対象の類稀なキャラクターにも引っ張られて日本における難民問題をドラマチックに浮き彫りにしている。行政側の反応が記事引用しか出てこないなど綻びは多々あるが秀作である。後半国外編は敢えて言えば「センチメンタルジャーニー」。ここでも人物のキャラと異国情緒に助けられ最後まで見れるけれども、冗長になり、国外取材の動機となる疑問にも最後はあまり触れずに終わる。んでもOK だって20代前半でここまでできれば素晴らしい。たしかトルコ東側は渡航自粛勧告が出てるエリアだったが、リスクを負って稚拙さを隠さず進む若さが心地良い。部屋の中でパソコン叩きながら自己責任とかいってる輩よりよっぽど若さを有用に使ってます。ただ相当ラッキーパンチが当たった感じがしないでもないので、次作で真価を問われるでしょう。 それからこの作品が今後日本政府の難民認定に与える影響をやや危惧しつつも、本作によって日本人の無知無関心が少しでも改良される事を願ってやみません。

  • tee********

    3.0

    クルド問題ではありません。

    最近クルド人について、 勉強(?)し始めたので、 興味を持って観ました。 う~ん、残念。 ドキュメンタリーとしては、 おもしろいかな、と思ったけど。 観たいテーマではなかったので、 ちょっと肩すかしでした。 彼が出会ったクルド人は、 日本に亡命申請をしている、 クルド難民を追ったドキュメンタリー。 彼が追ったのは、 その家族。 クルド問題ではない。 そこが、みそ。 このクルド人、かなりいかがわしい…。 メディアを利用して、 難民認定されて、 日本に住みたいみたい。 芝居がかった座り込みや、記者会見。 支援者たちがいるのが…不思議。 結局彼らは、 ニセの難民申請で、 トルコに強制送還される。 トルコまで追いかえる監督の心意気には、 感心。 それがあって、ドキュメンタリーの目線と言える。 結局この家族は、 今はニュージーランドに亡命し、 レストランを経営し、 車も3台………。 って、おい!

  • min********

    5.0

    難民家族と日本の「僕」

    日本にいたクルド人難民の運命を追ったドキュメンタリー映画です。「難民とは何か?」「クルド人とは何か?」ということに、新しい認識が生まれると思います。 前半はクルド人難民のカザンキラン一家の人たちの戦う姿がとても面白い!難民申請許可のために抗議運動をしているのだけど、この家族は感情むき出しで、ほえまくって、日本語で政府をののしるところとか、悲痛さを帯びながらも、どこか笑えてしまうのだ。彼らは命をかけて戦っているのだけど、「ちくしょう!」とか「ばかやろう!」とかクルド人が日本語のそんな言葉を使ってほえているところを見ていると、クスクスと笑ってしまう。たぶん、彼らの「人間としての憎めなさ」がにじみ出ているせいだろう。映画全体を通して、カザンキラン一家の人間味の面白さ、そして家族の絆のなかにあるやさしさ伝わってくる。やっぱり家族ってのは、もっとも古く、もっとも小さい「社会」なんだなあと実感した。 映画の後半から、「僕」、つまり監督の野本大さんが、トルコ、そしてニュージランドへと、「クルド人とは何か」、「難民とは何か」という問いを抱えて旅に出ます。ネタバレになるから言えませんが、この旅に出るきっかけとなるような、ひとつの事実の発覚があるのですが、個人的にはそこが非常に面白いと思った。難民問題の現実のひとつを知った気がするし、僕の中でカザンキラン家の親父の人間味の面白さがグンと増した気がしました。 後半は、トルコでのクルド人の実情を知ることができる。こういう民族問題は、政治的に非常に重要な問題です。いわゆる、同一化と多元主義を同時に実現できるか、という問題。トルコにいる民族はトルコ人、クルド人だけではないし、多民族社会は本当に複雑だということをこの映画をみればわかる。都市によって、人種の分布比率が違うし、経済状態も違っている。日本はまだまだ多民族社会とは言えないが、ここ最近、東京に外国人労働者が増えていることをみれば、民族問題も難民問題も、まったく他人事とは言えないと思う。 まあ、政治的問題はさておき、トルコはおもしろそうですね。特に地中海近くはすごくきれいで、いっかい行ってみたいなーと思えてくる。人もよさそうだし。 ところで、監督は弱冠24歳(僕と同じ!)で、21歳のころから撮り始めて、3年かけて完成させたそうです。実は監督のこの若さが、この映画のひとつのミソでもあります。下に載せた予告編を観ればわかりますが、この監督、野本大さんは「傍観者」であることにいらだち、「クルド人とはなにか?」「難民とは何か?」ということを知るために、旅に出ます。 ロードムービーとしての要素も持っているこの映画を観て、僕は「身体性」というものの大切さを再確認しました。僕は劇映画のロードムービーも好きですし、「旅」というものについてよく考えます。僕としては、旅とは「自らの肉体を動かして、未知のことを知りに行くこと」だと思います。 旅をこのように広く定義すれば、知識を得ることもまた旅に似てくると思っています。研究のためにフィールドワークをすることに「身体性」が伴うのはもちろんのこと、通常の読書にさえも「身体性」が必要です。グーテンベルク以前の肉筆で書物を転写していた時代に比べたらだいぶ差がありますが、現代でも図書館や書籍屋に行き書物を探すことは体を動かさないとできません。そして、そもそも長い間じっと座って書物と格闘することこそに「身体性」があります。 身体を伴って、情報を得ること。現代はそういう「身体性」を失いかけている時代だと思います。「クルド人ってなんだろ?」とWikipediaをクリックして調べることや、何かの動画をyoutubeでパパっと見るようなことが、果たして知識獲得と言えるだろうか。そのような行為は、ちゃんとした「経験」を生まないように思えます。 世界がグローバル化した現代において、自国や自分の地域のニュースと並んで、遠い遠い国のニュースが毎日のように流されています。誰かが言ったように、それらはまるでショーを見ているかのようであり、それらのニュースが切実なリアリティを持って、僕たちに伝わってくることはまれだと思います。 ただ、すべてのニュースや問題が自分に関係があることはないにしても、どこかでは自分に関係しているはずです。それなのに、僕たちはどこか「傍観者」のようにいろんな問題をやり過ごしている。そういうことに対する「いらだち」を、現代人、特に若者は持っているように僕は思います。 話が長くなりましたが、自らトルコ、そしてニュージーランドにまで行ったこの若き監督の態度と作品は、そういう「いらだち」を持つ僕らに何かを伝えてくれると思います。

  • lab********

    5.0

    胸が熱くなる

    最終日にポレポレ東中野に観に行きました。 こんなに胸が熱くなる映画は久しぶりです。 何度も何度も、こみあげてくる涙を抑えるのが大変でした。 家に帰る途中も、帰ってからも、思い出すと熱いものが こみあげてきます。 これは難しい映画じゃありません。 よくあるドキュメンタリーみたいに、「上から目線」だったり 「かわいそう」っていう視点だったり、何か押し付けがましい 正義感の映画じゃありません。 ひとりの若い男の子が、大好きな人のために、一生懸命 転がりまわってる映画です。 こんなに「一生懸命」な映画、初めてかもしれない。 そしてクルド人のお父さん! これはお父さんの映画でもあると思う。 涙もろく、熱く、カワイイお父さん。 激情家で家族を深く愛しているお父さん。 こんな家族を作れたのは、このお父さんだからこそだと思う。 監督! 今のまま、大好きなものを映画に撮り続けてほしい。 この熱さ、素直さを保ち続けてほしい。 DVDでたら絶対買います。 皆に見て欲しい。

  • chi********

    5.0

    heart beats

    なんて映画なんだろう! 感想なんてない。 だって言葉に出来ないから。 心臓がバクバクいっている。 頭の中がグルグルしている。 レビュー見てる暇があったら ポレポレ東中野に行って見てみなって! 百聞は一見にしかず!!

1 ページ/1 ページ中