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ヤッターマン (2008)

監督
三池崇史
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3.16 / 評価:1,756件

解説

邦画界の鬼才、三池崇史監督が人気テレビアニメーション「ヤッターマン」を実写化した型破りな娯楽大作。奇跡の石をめぐり、ヤッターマンとドロンボー一味が繰り広げる攻防を独自の世界観で描く。正義のヒーローにふんするのは『黄色い涙』の櫻井翔。その相手役に『櫻の園 -さくらのその-』の福田沙紀、ドロンジョ役に『下妻物語』の深田恭子とフレッシュな面々が顔をそろえる。オリジナル版をさらにパワーアップさせた、迫力の戦闘シーンや変身シーンなども見逃せない。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ガンちゃん(櫻井翔)は父の遺志を継ぎ、犬型の巨大ロボット“ヤッターワン”を完成させた。そしてアイちゃん(福田沙紀)と力を合わせ、愛と正義の味方ヤッターマン1号・2号としてドロンジョ(深田恭子)率いるドロンボー一味と戦うことに。ある日、一味が探しているのは何でも願いがかなう伝説のドクロストーンだと判明し……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)タツノコプロ/ヤッターマン製作委員会
(C)タツノコプロ/ヤッターマン製作委員会

「ヤッターマン」三池崇史監督独自の“毒”を注入した“ヘンタイ映画”

 同じタツノコプロ作品の実写化に対するアプローチとしては、「CASSHERN」よりも「スピード・レーサー」に近いだろう。「みなしごハッチ」の銅像“ハッチ公”など、遊びたっぷりな渋“山”駅前でのオープニング・バトルから、三池監督をはじめ、製作陣のただならぬリスペクト&気合いを感じるからだ。それは、“お約束”を繰り返すオリジナルのように、シリーズ3話分+αという構成からも伺える。ただ、オリジナルのファンを意識するあまり、カルト化してしまった「スピード・レーサー」と本作には、決定的な違いがある。CGやノリより、まずはキャラクターを際立たせる、徹底的なこだわりだ。特に櫻井翔のヤッターマン1号、深田恭子のドロンジョはその役割を果たしており、そういう意味ではシネコン時代の観客に優しい作品かもしれない。

 だが、それで終わらないのが三池監督。しっかり、独自の“毒”を注入している。1号の天然っぷりは尋常ではなく、そんな1号に唇を奪われたドロンジョは骨抜き状態になる。また、「子供は知らなくていいんだよ」という阿部サダヲの台詞が示すように、下ネタ中心のギャグは軽く流されながら、強烈なインパクトを残す。これらが一部の三池作品のように、単なる悪ノリに見えないのは、オリジナルとの相性の良さだろう。クライマックスをもう少し切れなかったのという点が悔やまれるが、幅広い層にアピールできる、清く正しい変身ならぬ、“ヘンタイ映画”に仕上がったのは喜ばしい!(くれい響)

映画.com(外部リンク)

2009年2月26日 更新

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