ここから本文です

ハリー・ポッターと謎のプリンス (2008)

HARRY POTTER AND THE HALF-BLOOD PRINCE

監督
デヴィッド・イェーツ
  • みたいムービー 1,004
  • みたログ 5,785

3.51 / 評価:2004件

前作から一転、ミステリーに回帰

  • my******** さん
  • 2020年6月27日 15時35分
  • 閲覧数 560
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

1、2、3作目で描いてきた謎解きミステリー要素が戻ってきて嬉しい。一方、4、5作目のように目立つアクションは無いので好き嫌いが分かれるかもしれない。

画質が今までに増してとても柔らかいくシック。色合いをかなり抑え、サスペンスフルなシーンはよりモノトーンに近い色で冷たさまで感じる。背景のピントを極端にぼやかせ、被写体は滑らかで柔らかい。無論、時々「夢の中のシーンか?」と思ってしまうほど淡くぼやけていたので、やりすぎに思ってしまった所もある。しかしワンシーンワンシーンが写真のような芸術で見入ってしまった。特にダンブルドアが洞窟の水を飲み干すシーンはモノトーンに落とされ、カメラワークやライティング演出もあってサスペンスそのものだった。

物語上のサスペンス感をより一層高めていたキャラがドラコだった。今までのコメディーリリーフから一転、「どうしちゃったの!?」的急激なシリアスモード。正直、違和感しかない。本音を言えばもう少し徐々に描いてもらいたかったが、悪ガキだった奴が急に殺人鬼のような表情に変化すれば見る人は誰だって本作の空気が違うことは察するだろう。

そんなシリアスづくしの物語に時より挟まれるロンという休憩(笑)。んー、もう少し控えめでも良かったかもしれない。ただでさえコメディーと相性の悪い作風で、かなりコントに近いバカップルシーンが沢山あるのでミスマッチ。しかもロンとハーマイオニーのすれ違いは前にも描いていたのでそこまで試練を与えなくてもいいかなと感じたが、今作のコメディーシーンのセリフはどれも秀逸。よく笑った。

演技面でピンポイントに好きだったのが、ダンブルドアに向けスネイプが発した「アバラカタバラ」の声。震えているのかいないのかという絶妙な具合でその一言から様々な心情を感じ、鳥肌が立った。最高。

今作は謎解きミステリーとは言っても、最初から解く方法は分かっていて、『先生からトム・リドルに何を教えたのか聞く』という事。それだけなので初期作と比べてしまうと少し物足りない。

また受け取りずらかったシーンもあり、「姿消しのキャビネット」から鳥が死んでたり、飛び立ったりする演出の意図ががよく分からなかった。どういう意味なんだろう?

アクションの少なさから人によっては退屈に感じるかもしれないが、個人的にハリーポッターの醍醐味は今作のようなミステリー要素にあると思っているので、このダークでサスペンスフルな謎解きメインの作風は大好きだった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ