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ハリー・ポッターと謎のプリンス (2008)

HARRY POTTER AND THE HALF-BLOOD PRINCE

監督
デヴィッド・イェーツ
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3.51 / 評価:1999件

解説

J・K・ローリング原作による世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの映画版第6弾。主人公ハリー・ポッターと仲間たちが、邪悪なヴォルデモート卿との最終決戦に向け、彼の弱点や過去を探る。監督は、前作に続いてデヴィッド・イェーツが続投する一方、ダンブルドアの旧友役として『アイリス』の名優ジム・ブロードベントら新キャストも登場する。最終章に向けて続々と明らかになる謎や新たな展開に注目。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の支配力が強大になっていくなか、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)とダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)は、ヴォルデモートの防御を解く手がかりを探るため、極めて重要な情報を握っているダンブルドアの旧友で元同僚ホラス・スラグホーン(ジム・ブロードベント)を学校に迎え入れる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2009 Warner Bros. Ent.Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R.Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
(C) 2009 Warner Bros. Ent.Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R.Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」全編を通してかなり大胆な省略と脚色が施された第6作

 それぞれの監督が同じ世界をどう自分流に料理するのかが楽しみだったこのシリーズだが、前作第5作以降は最終作までデビッド・イェーツが監督することが発表され、この楽しみは失われた――と思ったら、それは間違いだった。同じ監督なのに今回は前作とはタッチが違う。冒頭の、原作にはない現代ロンドンの大災害は、これまでのシリーズにはない新鮮な光景。全編を通してかなり大胆な省略と脚色で、サーガの進行に沿った、シリーズ初の不穏な黄昏の気配に満ちた世界を作り上げている。これなら続く2作でもまた別の世界像を描いてくれるかもしれない。

 が、今回の抽出部分が適切かというと、それはまた別の話。もちろん、原作のすべてを映画化できないのは大前提として、今回はタイトルにもある「謎のプリンス」を描くべきだったのではないか。原作は巻を追うごとに対象年齢を上げ、最終話第7作の直前に位置するこの第6作は、ハリーではなく、“謎のプリンス”の正体ではないかと推測される人物2人の隠された側面を描いて、このサーガ全体に、単純な善悪の闘争ではない奥行きを与えている。映画版はこの奥行きを省略しすぎているのではないだろうか。その一方で、ロンのホレ薬事件やハーマイオニーの「襲え!」はちゃんと登場。キャラクターを描く部分を省略しない、という判断は的確なのだが。(平沢薫)

映画.com(外部リンク)

2009年7月16日 更新

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