あらすじ・解説
1992年、入園者数が減り続け閉園を迫られていた旭山動物園に新人飼育係の吉田(中村靖日)がやってくる。赤字財政を抱える中、園長の滝沢(西田敏行)は動物園を建て直そうと日々奔走していた。動物たちの習性や特徴を飼育係が直接入園者に説明するなど、自分たちでさまざまな試みを工夫するうちに、市民の支持を取り戻していくが……。
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作品レビュー(207件)
- 宮崎是彰
3.0点
実話としてこの内容はなかなか良いとは思います。しかしながら地味といえば地味ですので演出や誇張などはやはり多めに見えますし、手のひら返しともとれる動きなどなんというかストーリー的なご都合感すら感じます。 旭山動物園という舞台で厚みのあるはずの人間の動きや小さな発見、大きなアイデア、あるいは園長がどうすれば良いのかという模索のようなものもあまり見えず、完成形からさかのぼっている感じが随所に感じられ、サクセスストーリー、ドキュメンタリーとしてもいまいちな感じがあります。 面白くするなら面白く、ドキュメンタリーするならドキュメンタリーした方がよかったと思います。正直、そこまでお勧めはできません。
- 週末社長ゆず
2.0点
奇跡の復活をとげた旭山動物園! 誰もがそれを知ってて映画を観に行くので出来レースなのだが、 前半は泥臭い演出と演者の個性でなかなか面白かったのに 後半、市長に抗議する市民が数千人集まってるのは さすがに現実離れしてて夢から冷めた。 せいぜい100人ぐらいでしょ。 もうちょいマシな音楽なかったか?
- bou********
3.0点
西田敏行ってだけで、なんか安心。やっぱりうまいなあ。北海道弁も合ってる。笹野高史との掛け合いが絶妙。周りの出演者も豪華です。物語的にもいいのに、ところどころリアル動物と着ぐるみの差が明らかでチョット残念でした。
- cyborg_she_loves
2.0点
冒頭、「これは実際に起こったお話です」というテロップが出ますが、たしかに物語の少なくとも背骨の部分は全部実話なんでしょう。 閉演寸前まで追い込まれたところから起死回生の復活を遂げた旭山動物園を支えた人たちの苦闘をみんなに知ってほしい、という動機で作った映画なんでしょう、たぶん。 その目的は、達せられてると思います。 見てて、いろいろ知らなかったことを教えてもらえて勉強になったな、という印象は残る映画です。 そういう、教養番組の一種みたいな意識で見るのでいいのなら、一定の満足度はある映画です。 ただ私は、教養を身につけさせられるためにわざわざ金を払って映画館にまで行くなんてまっぴらごめんだ、とも思います。 こういうのはせいぜいテレビのスペシャルドラマあたりでやってくれればいいことでしょう。 この超豪華な出演者は、津川雅彦さんへの敬意と友情のために引き受けたんでしょうが、どんなに名優でも動物園の飼育係の役をやって本当に自然に見せるのはやっぱり無理があるな、とつくづく感じます。 動物たちと飼育院たちとが交互に映ってるだけで、動物たちが飼育員を本気で信頼してる様子が映ってる映像がありませんもん。 (その点で、像使いの映画を作って観客を本気で泣かせるのに成功してる「星になった少年」はすごいとあらためて思います。) だから観客は、ああ、ここにはその外側だけが薄っぺらに再現されてるだけだけど、こういう話が本当にあったんだな、と思って感銘を受けるという、そういう見方をするしかない映画なわけです。 映画そのものとしては、あくまで薄っぺらです。
- tam********
2.0点
動物園を盛り上げていこう、お客さんにもっと来てもらおうという飼育員の情熱はある程度伝わってきましたが、監督の映画作りやお客さんにもっと観てもらおうといった情熱は微塵もも伝わって来ませんでした。なぜこの物語を映画にしたかったのか不明。テレビドラマでも良かったのでは。
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