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コッポラの胡蝶の夢
2008年8月30日公開

コッポラの胡蝶の夢

YOUTH WITHOUT YOUTH

1242008年8月30日公開

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3.0

ネタバレ何とも言いがたい

言語学に関する上に第二次世界大戦時代と聞いて今さらDVDを見たんですが……うーん……これは……という感じの映画でした。 とりあえず、「悪くはないけどまず一般受けはしなさそうな作品」ですね。 王道や大作映画は見飽きたって方にはおいしいかもしれない。 個人的には、がっかりした点が二つほどありました。 主人公の研究テーマには興味があったし言語学についてもっと掘り下げて欲しかったのに実は物語の筋立て自体に言語学はあんまり関係なかったねっていうのが……がっかりその1。別に言語学である必要はなかったように思えます。哲学でも良かったんじゃないかと。 そして第二次世界大戦もナチスも背景だけで、話の筋には特に関係はなかったのががっかりその2。 そのまま何か政治や戦争に関わる話になっていくのかと勝手に思い込んでいたんですが、全然そんなことはなかったです。 =時代的に避けては通れないだろうけどほぼ話の筋には無関係だから「目をつけられたりもしたけど適当に乗り切った」みたいなあっさりした流れで片付けて良かったんじゃ? という感じです。あれだけ尺を割く必要はないような……後の展開に関係ないし。 ということで「あんまりそれ大事じゃなくね?」と感じるものが多く含まれていたために、若干とりとめのない映画という印象を受けました。原作を大事にした結果なのかもしれませんが。 私は原作を生かそうとしている映画が好きなのでその点では不満はありません(もうそのタイトル背負う必要なくね?というくらい改変されている映画は苦手です)。 が、一つの映画として見ると何とも言いがたい感じでした。 時代を超えたロマンスというのはなかなか素敵ですが、彼女もあまり話に関係ない気がするし……いや、研究の助けになるから関係なくはないんだけど、その研究自体あまり話に必然性があるわけじゃないように思えて……。 これは理屈であれこれ考えるより「感じる」ための作品なのかもしれません。雰囲気は好きです。終わり方も好き。あと風景が綺麗ですね。ルーマニア行ってみたいです。

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