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劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!
2008年12月20日公開

劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!

752008年12月20日公開

kak********

1.0

テレビアニメ化40周年記念劇場版なのに?

DVDで観賞したが、今ひとつ盛上らなかった。 冒頭から、何やら超合金のような触手が飛び出し 『ターミネーター』の一場面を連想させた。 携帯電話も重要な役割を果たしているが、現代的 だからと言って多用するのは、”妖怪ファン”には 戸惑いが生じるかもしれない。 ”封印”やら”閻魔大王”などは、海外TVドラマ 『スーパーナチュラル』などに似ている。 結局、テレビアニメ化40周年を記念して製作された 劇場版という節目の作品にしては、水木しげる原作の ”ゲゲゲの鬼太郎”の雰囲気を全く感じさせない。 スケールアップは結構だが、本来のイメージを壊すような 作品では意味がないと思う。 とは言え、声優も5代目となり『名探偵コナン』で知られる ”高山みなみ”扮する”鬼太郎”となった。こちらは、 今までの雰囲気を壊すことなく、大役を果たしたと言える。 ところが、音響効果は派手なのに、肝心の”声”が聞き取り にくい。特に、ヒロイン役の風祭華が閉じ込められた ”鏡の世界”では、彼女の声がこだまして一番ひどかった。 まさか、そのために”字幕”が選べるようになっているのでは ないだろうが、最近は他でも台詞の不明瞭さが目立つ。 本作品は、劇場公開時に全国を6エリアに分け、その地域でしか 観る事の出来ない”ご当地特別バージョン”が上映された。 DVDの映像特典では、”ご当地バージョン連続再生”がある ので、それら全てを観る事が出来る。 しかし、本編との関連性はなく、あくまで別バージョン的採用 なので、試みは評価出来ても本編外で採用した方が良かったと 思える。 全体として、対象年齢が低すぎる印象が強い。 原作は、妖怪研究家の第一人者である水木しげる氏がきめ細かく 調査した内容に基づき、不思議な世界を実現させている。 だから、大人でも十分楽しめる内容なのに”怪獣映画”的演出に してしまったスタッフの責任は重い。 これを反省の材料として、50周年記念には本格的な ”水木ワールド”を見せてほしいものだ。

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