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落下の王国 (2006)

THE FALL

監督
ターセム
  • みたいムービー 690
  • みたログ 1,531

3.86 / 評価:538件

現実が空想をつくり空想が現実を変える

  • ヘススモラーレス さん
  • 2020年10月15日 14時48分
  • 閲覧数 352
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

どーせ意識高い感じの環境映像みたいのを
ろくにセリフもなく延々と見せられる系の
映画だろうな~と思いつつ見たわけだが、、、

物語終盤は涙と鼻水ザーザー、
ロイ!そんな小さい子になんて事頼むんだ!
死ぬなロイ!だめだ!生きろ!
ぎゃあああ!女の子がー!
、、、ものすごい没入してしまった。

映像は神がかり的に素晴らしい。
階段井戸のとこなんて最高だ。 
旋回舞踊、夢のようだ。
CGというものも勿論良いものだとは思うが、
こうして実在の場所で、生身の俳優が
本物の衣装を着て演じるさまをカメラで
撮影するという事にはこれほどまでの力が
あるという事を思いしってしまった。
「映画」という虚構の世界を作るために
実在の風景と生きた人間の言葉を使う。
映画という作り話のために時に命がけで
スタントマンは鉄橋の上から飛び降りる。
なんのために?

たかが作り話、だがその作り話が
ロイの現実を変えていく。
あの少女の枕元で大泣きするロイの場面、
あれ俳優さんは本気で泣いてたよね。
あれは演技じゃなかったよ。
監督がルーマニアで見つけてきたという
あの少女の演技と思えない演技がこの作品の
キモだ。よくぞあの子を見つけたものだと思う。
 
ラスト、モノクロ映像で次々といにしえの
スタントマンたちの活躍が示される。

たかが作り話、だがこの作り話を見るため
人は劇場へゆき、大笑いしたり
心震わせて本物の涙を流す。
現実が虚構をつくり、虚構が現実を作る。

この映画は劇場で見るべきだったー!
あー、残念無念!!
映像も脚本も文句なし星5つ!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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