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ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢 (2008)

EVERY LITTLE STEP

監督
ジェームズ・D・スターン
アダム・デル・デオ
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4.26 / 評価:196件

解説

ブロードウェイの伝説的ミュージカル「コーラスライン」再演を前に行なわれた、8か月間に渡る出演者オーディションに密着したドキュメンタリー。親友と一つの役を争う日本人ダンサーや、審査員に涙を流させるほど魅了する者など、栄光と挫折のリアルなドラマが繰り広げられる。またこの物語のスタートとなった、貴重なカセットテープや当時の出演者たちの証言も公開。初演時の衝撃や熱狂を知ることができるとともに、現在のダンサーたちの熱い思いから、この舞台に上がる夢の大きさが存分に伝わってくる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1975年初演の「コーラスライン」が再演されることとなり、19人のキャストを求め3千人ものダンサーたちがオーディションに集まった。ダンサーたちの半生を基に描かれたこのミュージカルに、誰もが「これはわたしの物語」とキャリアをかけて挑戦。4か月後の2次選考では演技や歌の審査もさらに激しさを増し、ついに運命となるキャスト発表の日が訪れる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) Vienna Waits Productions LLC.
(C) Vienna Waits Productions LLC.

「ブロードウェイ♪ブロードウェイ/コーラスラインにかける夢」ミュージカル「コーラスライン」の真実に迫る本物のドキュメンタリー

 最近、急増中のドキュメンタリーは良作揃い。中でもこれは、ドラマ性、エンターテインメント性、観客を圧倒し心を揺さぶるパワーがとてつもなく際立った、本物の一級品だ。この作品が映し出すのは、映画化もされたミュージカル「コーラスライン」の再演オーディションに集まってきた人々。彼らは口々に、いかにこの作品が自分にとって特別かを語る。これは私自身の物語だ、と。なにしろこれは、ミュージカルのオーディションそのものを舞台化したミュージカルなのだ。映画はオーディションと並行し、「コーラスライン」の真実にも迫っていく。演出家マイケル・ベネットがいかにこの作品を作っていったのか。当時の貴重なオーディション・テープやインタビュー映像は、これが本当に「彼らの真実」の物語なんだと実感させてくれる。

 見ていて驚かされるのは、華やかなスポットライトに隠された、ブロードウェイの厳しさ。ここでは作り手も演者も、芸に対する情熱が尋常じゃない。1年近くも続く(!)オーディションは、闘いそのもの。ライバルとの闘いより壮絶なのは、実は自分との闘いなのだ。

 有名人も素人も同列の場で、人生の光と影が交錯する。実力があっても勝ち残れるとは限らない。自信と不安。希望を持てば持つほど、がんばればがんばるほど、傷つく可能性も高くなる。葛藤の中で傷だらけになりながら、それでも自分の存在すべてをかけて挑むパフォーマーたち。なぜ、そこまで? その強さを支えているのは、心の底から演じたいと願う心、自分を、夢を信じる力。その思いに心が震え、熱い感動がこみ上げてくる!(若林ゆり)

映画.com(外部リンク)

2008年10月30日 更新

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